梅雨明け宣言前だが、数日前から晴天続き。さすがにこの暑さの中、低山山行は気乗りしないが、8月上旬の
アルプス山行に備え重い皮靴を履いて8時過ぎに家を出る。山名の面白さと西宮市最高峰に魅かれる。
芦屋川駅前は結構な数のハイカー。皆、ロックガーデンを目指すのか、本山へ向うのは自分だけ。車の多い
有馬への車道沿いに進む。炎天下の車道歩きはつらい。先日買った帽子を初使用。急カーブのガードレールの
切れ間に登山口標示。車1,2台駐車可。登る人が少ないようでブッシュ化している。山名の由来は、雷が多いから、
標高からなどの説があるが、道中、石・岩がゴロゴロ。水が流れており、雨天時は渓流化必至。しばらく進むと
尾根道と谷道に分岐。鍛錬のため尾根道へ。道途中に道標はないが分岐点に道標がある。最初のうち急登が続く。
先週の比良は快調だったが今日は出だしからきつい。足が重だるく、何度も休憩と水分補給。登るにつれ
市街の展望が開けると思いきや、樹木に遮られそれ程でもない。代わりに、鷹尾山〜荒地山の稜線が眼前。
ようやく谷筋の道と合流。この先、暖傾斜の平坦路。快歩コースだが快歩できない。まだかまだかと進むうち、
企業保養所の裏を抜けて車道に出る。その先が山頂。やや興ざめ。ユーモラスな名に反して、ひっそり地味な平坦地。
山頂にも岩。雑林の中、展望はない。進路が二分、右、観音山方向へ。この先、親切な手製小道標があり、助かる。
建物やゴルフ場裏を進むと、奥池と観音山へ進路が分岐。観音山への縦走路の方が趣が良さそうだが奥池を優先。
奥池へ下る道は、建物等を見ながら、全く風情がない。ただ、東お多福山方向の展望が大きく開け、印象的。
奥池はとても雰囲気が良く、本日全般の趣なさを補って余りある。木々の緑の輝き、そよ風にやさしく小波
の走る水面、背後の林山、心が静まり和む。ジュースを飲みながら景色を味わう。奥池と鷲林寺(じゅうりんじ)間は、
地元の人の散歩コースなのか、歩きやすく、趣も悪くない。ただ、分岐が多く、地図と道標を確認しながら進む。
バテてしまいファミリー向きとある旭滝への谷筋を下るが、思い直し戻り、観音山へ。本山はちっとも岳らしくないが、
観音山は狭い山頂に大岩のある展望地、眼下、甲山を中心に市街が大きく広がる。バテ切って鷲林寺へ通じる車道
に出る。一応、参拝。参道階段から車道をはさんで延びる参道を下る。甲陽園駅まで歩く元気がなく、途中から
バスに乗る。この車道は車が多く危険。歩く場合は、北山公園を抜ける。⇒トップページへ
ご ろ ご ろ 岳
面白い名前に反して面白味の乏しい地味な山 565m 兵庫県芦屋市
2006年7月29日(土)晴→曇 9:05阪急芦屋川駅→9:30登山口→11:10山頂→奥池→観音山→13:00鷲林寺