山ではないが、「新はりまハイキング」(神戸新聞)紹介の平地歩きコース。約10キロ、歩くには大儀、ジョギングを考えたが、着替えなど面倒。結局、ジョギング後出かける。ロマンチックな名前に惹かれ、かねて行ってみたかった。有名な生野銀山の銀を姫路:飾磨港まで運ぶため、明治時代に整備された「高速道路」。その一部を歩く。姫路で播但線に乗り換え。久しぶりのローカル電車、気持ちの鬱屈が和んでいく。福崎駅から線路沿いに北上、大塚古墳に寄り、国道312号へ。車が多いが、広い歩道あり。辻川北で左折、ここから500mほど馬車道遊歩道として整備され、気持ちよく歩ける。道標に従い、もう一つの目的、柳田国男生家・記念館へ寄る。一帯、よく整備されている。広い駐車場、トイレ、料理屋、東屋などあり。ここに駐車、付近を散策するのが一番楽。移築、改修された生家。柳田国男は「日本で一番小さな家」と称したという。確かに7人が住むには小さいが、それほど小さくもないような。記念館をざっと見て、柳田国男の精力的で膨大な業績に圧倒される。お腹が空き、東屋で昼食後、馬車道歩きに出発。遊歩道沿い古い郵便局建物や地元の大庄屋:三木家の豪邸(改修工事中)など古い建物が残っている。馬車道自体は当時のものは残っていないよう。変哲ない車道だが、直線的に姫路の方へ延びており、明治期、最新の高速道だったことが納得できる。沿道、所々古い建物が残る。瓦の産地らしく、瓦工場とその主の豪邸が目立つ。低い山しかない平野部、水不足に備えてか大小のため池が多い。馬車道より堰堤が高いため、土手を登らないと見えない。桜池は名前通り、一面の桜だが、馬車道から離れており、寄らず。沿道、桜は少なく残念。約10キロの車道歩き、さすがにダレ、足がダルくなる。歩く場合、柳田国男生家近くの遊歩道の辺りだけでよいか。サイクリング、ジョギング向きのコース。延々と歩き、ようやく播但道をくぐり、生野橋を渡り、駅へ向かう。間違えて国道2号沿いに相当南下、引き返す。幸い駅に着いて間もなく電車が来る。⇒トップページへ |