堂 満 岳
武奈ヶ岳を目指すが、計画倒れ、代わりに本山へ どうまんたけ 1057m 滋賀県大津市
2014223日()曇→晴 8:35中谷出合下→10:00道標→10:50荒川峠→11:45南比良峠→12:40山頂→15:30中谷出合下 
風邪気味、起床時それ程ひどい体調ではなく、連日の山行へ。あきれる家内尻目に出発。関西全域、晴の予報だが、早朝路面凍結の警報に蛇谷ヶ峰登山を見送る。昨日の武奈ヶ岳に惹かれ、初めて同じ山を連日目指す。南比良峠〜大橋〜コヤマノ岳のコース。湖西道路:志賀ICで降り、登山口への林道へ入るのが分かりにくい。林道の様子が不明、早めに路肩に駐車。道は良く、登山口手前に広い路肩あり。登山口道標あり。大岩谷分岐まで水平移動。大岩谷は急で積雪期は無理そうだが、そちらへの踏み跡あり。荒川峠への道も谷筋だが、比較的暖傾斜、開けた明るい谷。夏道をたどる踏み跡の轍があり、植林中、ジグザグに登り続ける。踏み跡がなくても、谷を詰め登ればよさそう。比良の登路では楽に短時間で登れるコースだが人気がない。植林帯を抜け、自然林帯に入り、程なく尾根上に出る。道標あり。荒川峠と思いきや、登山地図の道標点。峠方向へ広い尾根上を進む。開けたピークから展望が開ける。建物やリフトが見えるのは蓬莱山。眼前、雪庇の尾根の先は烏谷山。北進したいが灌木に遮られ、進路を失い混乱。堂満岳への尾根への入り方が分からずウロウロ。自分の雪山レベルを思い知る。踏み跡を見つけ、追うが方向が違う。思い切り、急斜面をトラバース、堂満岳へ向かう。後で地図を見直すと、夏道はピークを巻いている。自分の踏み跡と気づかず逆進していた。ようやく峠に出、雪に埋もれた道標を見ると、南比良峠ではなく、荒川峠。地図では、道標点からわずかなのに手間取る。南比良峠へ正面に堂満岳を見ながら進む。雪庇の発達した尾根上から琵琶湖を見晴らす。峠へ急斜面を下る。道標はないが南比良峠。予想以上に時間がかかる。武奈ヶ岳は無理そう。何とかコヤマノ岳まで行けないか、大橋へ谷筋を下る。無雪期、暖傾斜ののどかな谷だが、雪が深く、谷が狭い。深雪の底に渓流が見え、滑落すると難儀。難渋しながら水晶小屋まで下るがギブアップ。机上計画との落差を思い知る。峠まで戻り、気落ちして軽食休憩中、元気な高齢男性の声。自分の踏み跡を追ってきた、堂満岳を直登するという。励まされ、後を追う。中間点、急斜面がクラスト、スノーシューではすべりそう。急斜面で何とかアイゼンを履く。古い雪の上に新雪が浅く積もり、アイゼンでもすべりそう。そこをこなすと、それ程難渋せず、山頂隣の小ピークに出る。金糞峠からの踏み跡あり。目指していた山ではないが、たまたま似たような高齢者が数人一緒になり、登頂を喜び合う。好天に恵まれ、展望も良い。北東、釈迦岳への連なり。コヤマノ岳と御殿山の間に武奈ヶ岳。南、蓬莱山。琵琶湖対岸の山並み。東稜を下る男性と別れ、往路を引き返す。冬の堂満岳は東稜から登っていたが、本コースの方が東稜ほど急ではなく、道中も良い。⇒トップページ