堂 満 岳
雪と格闘、雪山のハードさ難しさを痛感 どうまんたけ 1057m 滋賀県大津市
2008年2月16日(土)曇×雪 9:15JR比良駅→10:30ノタノホリ→13:30山頂→14:15金糞峠→15:40北比良峠
17:05大山口→18:00比良駅
先週に続き雪山訓練に比良へ。坊村→大橋→中峠と進み、先週コースミスした個所を確認しようかと思うが、
雪模様の予報にエスケープしやすい湖西側から登降するコースに。いつもの湖西レジャー号から各停に乗り換える。
予報は良くないが意外と登山客が目立つ。比良駅でも数人下車。自力で進んでみたかったが先行者の足跡が続く。
足跡がなくても進めるよう地図、磁石で位置を確認しながらが進む。溝状の道が続き、ノタノホリの凍結した池を見て
水平道を進む。谷筋を登り詰め、山頂稜線へジグザグに登る。稜線に出ると後はひたすら上へ登るだけ。
潅木林の中、雪が舞う。山頂手前の急斜面が正念場、先行者のラッセルがなければ苦労倍増、感謝、感謝!
息を切らし自分を励ましながら自身を押し上げてゆく。山頂で先行グループに追いつくがお礼を言いそびれる。
苦労して山頂に抜け出るが山頂標示がなく釈然としない。金糞峠へ緩やかに下る。鉛色の冬景色の中、
西面の崖が荒々しい。時間的には金糞峠から下山すべきだが、自力で雪山を進んでみたく、北比良峠へ向う。
少し登ると、本山の男性的な厳しい山容を振り返り、登頂の満足感が湧く。この先、深い雪との格闘!
ラッセルの苦しさを味わう。金糞峠へ引き返そうという理性を圧し、もう少しもう少しと踏ん張り登る。
スノーシューを履いているが、深みにはまりもがく。湿った重い雪、新雪を進む快感なく、疲労感と不安がつのる。
ようやく前山着。北比良峠の雪原越し、優美な釈迦岳。夕暮れ近く、下山道が見つかるか不安を抱えて
雪原へ急ぎ下る。眼前、鉛色のコヤマノ岳。幸い下山道の明瞭な轍ありホッ。自力では下山のコース取りは困難、
雪山は登りより下りが難しい。暗くなる前にダケ道をどんどん下る。大山口にはテント泊の人たちがいる。
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