屏 風 谷
図書館で借りた「北神戸の山やま」(神戸新聞)に”神戸の秘境”とある屏風谷、鳴川谷、芦谷川渓谷に魅かれる。
先週、丹生山系縦走路を歩いた際、天下辻から屏風谷への入口を確認。天下辻への最短コース、大池駅で下車。
穏やかな晴天、心も軽い。登山地図では簡単なルート、すぐに分かると思いきや住宅街をウロウロ、30分ロス。
駅前の信号を渡り、右上へ坂を登り、聖天寺前の道を進めばよい。「太陽と緑の道」道標に導かれ、20分で天下辻。
兵庫登山会の案内板に従い、明瞭な道を下り、自然と屏風谷支流に降り立つ。小枯れ沢から穏やかな渓流、
中盤の岩場、渓谷の刻々の変化を味わいながら遡行。道や道標はないが、水平に近い穏やかな渓流、
やや不安ながら緊迫感はなく、渓谷の野趣や静けさを堪能。途中、主流と合流、八多への「太陽と緑の道」が横切る。
足を濡らさないよう右岸、左岸に進路を探りながら進む。落差のある小滝など、難しい個所には巻き道もある。
歩きやすい道も現れるが、渓流からはずれて行くので戻る。渓流歩きにいささかダレ、12:00過ぎ、右手斜面を登り、
林道に出る。しばらく進むと、渓流へ下る道あり。テープ、木片の道標あり、ここが下流の谷入口。道なりに進み、
小さな太田橋を渡り、県道に出る。OBATAというスーパーあり。県道から林道へ進む道はやや分かりにくい、
最初は本コースが無難。東へ少し進むと屏風辻バス停。1時間に1本のバスが来るが、深谷まで1キロほど歩く。
車が多く不快。深谷バス停に道標あり、黒甲越への道は分かりやすい。北区縦走ハイキングコースの道標もある。
小池を過ぎると大蔵山(452m)登山口を示すテープと木片あり。一部ブッシュ化、テープも少ないが10分で登頂。
雑林の中、山頂らしくないが立派な二等三角点と小標示が数枚。冬枯れの雑林の静けさの中、山腹の水平道を進む。
趣も悪くはない。しばらくで屏風谷の渓流へ降り立つ。往路、横切った地点。帰宅を急ぎ、再び屏風谷を登り、
天下辻から大池駅へ下ることに。少し先で渓流が左右に分かれる。早まって左へ。登るにつれ荒廃した感じ、
引き返すのも面倒、強行して谷筋を登り詰める。植林の斜面を登ると、丹生山系縦走路に出、ホッ。
ナダレ尾山登山口の少し北。渓流の分岐の見極めの難しさを反省。⇒トップページへ
2007年1月13日(土)晴 9:00神鉄:大池駅→9:50天下辻→屏風谷→12:45屏風辻→13:00深谷→13:30大蔵山
→14:45天下辻→15:00大池駅