武 奈 ヶ 岳 |
ブナ林の雪原を抜け、コヤマノ岳の樹氷に感激の山頂へ ぶながたけ 1214m 滋賀県大津市 |
2014年2月22日(土)曇→晴 8:50イン谷口→10:55前山→11:35八雲ケ原→12:45山頂→15:40イン谷口 |
ようやく好天の週末に恵まれるが、あいにく風邪気味。雪山山行したい気持ちが勝ち、おして出掛ける。比良東面から登るのに初めて車で行く。湖西道路:比良ランプで降り、登山口道標に従い道なりに進む。イン谷口付近、意外と車が多い。予報に反し、小雪が舞う曇天。雨具上下着用。大山口へ向かうと、車が多く、ハイカーも目立つ。テントも数基。団体に先行してダケ道を急ぐ。次第に雪が深くなるが、夏道をたどる踏み跡の轍があり、安気に進める。夏道は前山を巻いて北比良峠へ向かうが、巻道は急斜面で危険、前山へ直登。東屋で軽食。この先、踏み跡がなかったが、男性二人連れが先行。スノーシュー装着、その跡を追う。北比良峠から八雲ヶ原へ暖傾斜の谷を下りそうになるが、踏み跡を追って夏道を尾根伝いに緩やかに下る。樹林帯を抜け、程なく大きく開けた八雲ヶ原。比良にはよく来ているがここは初めて。雰囲気の良い空間。雪原にテント数基、テント泊向きの場所。スキー場跡、ゲレンデが左右に延びる。右のゲレンデを背にして左の最初のゲレンデを見送り、足跡を追って、次のゲレンデから登る。長く緩やかなスロープを登り進む。上部で急になり、乗り越え、広い尾根に出る。次第に痩せ尾根になり、険しい個所を乗り越えると、暖傾斜の雪原の樹林帯になる。ここから山頂までがハイライト。何とも趣が良く、積雪期の比良山系一番か。眼前、コヤマノ岳山腹の樹氷の林立。程なく分岐道標あり。ブナ林の雪原から本山の優美な姿。このアングルからは初めて。はやる気持ちで本山へ向かう。山頂直下の傾斜は急。主稜線上、冬登るたび感動のコヤマノ岳の樹氷と釈迦岳方向の景色。強風のため、山頂の積雪は浅く、山頂標柱にエビの尾。比良一の人気スポット、ハイカーが多い。あいにく天気が悪化、景色もかすむ。軽食中、手指が凍えてくる。急ぎ往路を引き返す。コヤマノ岳を経て中峠から金糞峠に出たかったが、天候が悪く、中峠から下れるか分からず、やめる。下山中、晴天になる。積雪期の本山は、坊村から御殿山経由でよく登られているが、本コースの方が良い。⇒トップページへ |