雪山気分を満喫、素晴らしい展望と趣の武奈ヶ岳北陵縦走 ぶながたけ 1214m 滋賀県大津市
2012年3月27日(火)晴 7:50坊村駐車場→9:00朽木杤生→10:45イクワタ峠→11:45釣瓶岳→12:50山頂
→13:45御殿山→15:15駐車場
年度末、経理の仕事が忙しく、休日出勤が続き、久しぶりの山行。関西全域好天の予報、本山北陵縦走に挑戦!
国道367号の花折峠越え、気温0℃、路面凍結が不安。無事、坊村着。人気のない国道を北上。単調だが辛くはない。
左手、冠雪の白倉岳を仰ぐ。釣瓶岳登山口の道標に従い、舗装道から山道へ。急傾斜をジグザグに登る。途中から
浅い雪になる。ホトラ山は気づかず通過。尾根を巻く暖傾斜を経てイクワタ峠北峰から峠まで楽に進む。主稜線上は
さすがに雪が深く、スノーシュー着用。両手にストック。展望が開け、眼前、釈迦岳の連なり。振り返ると、蛇谷ヶ峰、
その左後方、冠雪の国境尾根の山々。釣瓶岳の雪の急斜面を見上げ、腹ごしらえをして向かう。登るにつれ
雪の急斜面、すごい高度感と滑落の不安。北西方、百里ヶ岳方面の連なり。いつか訪ねたい未知の山域。
雪、樹林、空が美しい。眼下、岩阿沙利山と高島の平野の広がり。山上から本山が真近い。
先行者の足跡のない雪尾根を気持ちよく進む。稜線上、雪庇が続く。途中から下山者の足跡が現れる。
細川峠から八雲ヶ原へ下る人とすれ違う。振り返ると、釣瓶岳が美しい。吹きさらしの山頂は雪が少ない。
比良一の人気の山、平日でも数人がいる。釈迦岳の連なり、四季それぞれ趣の良いコヤマノ岳、
先日2度登った蓬莱山、何度見ても素晴らしい絶景!満足してなだらかな西南稜を下る。多くの人が利用する
一般コース、轍のトレースができている。スノーシューをはずす。御殿山から本山を振り返る。残雪期、やや優美さに
欠ける。急斜面の下りに備え、アイゼン装着。坊村へ直線的に、トレースをたどり、ドンドン安気に下るが、踏み跡が
ないと下りは迷いそう。これまで数回通っているが、改めて急傾斜の連続を痛感!後半、雪解けのドロドロ道になり、
難渋、不快。靴もスパッツも泥まみれ。ともあれ、念願の縦走を順調に終え、大満足!⇒トップページへ