武 奈 ヶ 岳
大展望の比良山系の最高峰 ぶながたけ 1214m 滋賀県高島市
2006年9月23日(土)快晴 10:00朽木栃生→11:45釣瓶岳→12:35山頂→14:20金糞峠→16:00JR比良駅
ようやく秋晴れの週末に恵まれ、張り切って遠出。早起き、JR神戸駅発7:16の湖西線直通快速に乗車。
堅田駅発の葛川細川行バスに乗る。ガラ空きと思いきやハイカーで満員。そのほとんどは平か坊村で下車。終点で
降りたのは2人。朽木栃生まで1.5キロ車道歩き15分。朽木栃生バス停の手前に釣瓶(つるべ)岳登山口道標あり。
手入れされた植林帯の中、急傾斜をジグを切りながら登る。坊村発15:46のバスに間に合うように、努めて急ぐ。
ホトラ山辺りから自然林の趣が良い。低山歩きばかりだったので、比良山系の山深さ、自然の深さに感じ入る。
イクワタ峠に出ると、展望が開ける。北に地蔵山の穏やかな山容、眼前、白い岩を一面に散らした岩阿紗利山越し
琵琶湖を望む。釣瓶山頂まで緩やかな登り。要所に道標が整備されているが、尾根上、道が不明瞭。
釣瓶山頂は、本山への通過点という感じでメリハリがない。眼前、本山のマイルドな山容。山腹の樹林が日差しに
輝き美しい。ガイド本に冬の樹氷が美しいとある。すぐ左方、琵琶湖と対岸の低山をバックに釈迦岳の連なり。
比良山系ならではの展望!山頂まで緩やかな登り、シビアな個所はなく、楽勝で登頂。地図では4時間のところ
所要2時間半、拍子抜け。往路、数人とすれ違っただけだが、山頂は沢山の人出。小学生までいる。比良山系の
人気スポット。予定の坊村へ下山するとバス待ち時間が1時間以上になりそう。思案、琵琶湖側へ下る。本山からの
下山コースが多く、コース取りに迷うが、のびやかな西南稜の稜線に魅かれ、ワサビ峠を目指す。前方、蓬莱山方面
の山並みが美しい。360度の大展望だが、こちらの山域には疎く、山名同定できない。ワサビ峠まで快歩。
渓谷へ下り、中峠へ登り返し、さらに谷筋を金糞峠へ登る。晴れやかな尾根歩きとは対照的な陰の趣。峠から
比良駅への最短ルート:青ガレの谷筋を下る。峠に落石の危険あり、他ルートへ迂回するよう警告標示。迂回する
余裕はなく、他のハイカー同様、構わず下る。やはり、岩ゴロゴロのガレた下り。確かに落石のおそれあり。
稜線上、風に吹きさらされ寒気がする位。暑さにバテることなく、快調のまま駅着。⇒トップページへ