有 明 山
 積雪の険しい沢コース、前進できずリタイア ありあけやま 2268m 長野県安曇野市
 2020321日()快晴 4:55駐車場→5:30登山口8:15クサリ場→11:15駐車場(地図) 
好天の予報の3連休、久しぶりに遠出山行の意欲が高まり、2泊3日車中泊の旅へ。この冬、全国的に雪が少なく、雪山行ができず。最近、安曇野の山岳写真家、高山蝶の研究者:田淵行男に惹かれ、著書を集めているが、同氏が愛した常念、八ヶ岳、浅間などの山に惹かれ、八ヶ岳を目指す。八ヶ岳の展望台:入笠山を目指すが天気が今一つ。展望を期待できそうになく、北アルプスで唯一未踏の300名山へ方向転換。長野道安曇野ICで降り、中房温泉へ向かうがこちらの天気も今一つ。容易に登れる山ではなく、無理はやめ、ぜひ訪ねたかった田淵行男記念館へ。氏愛用の山道具やカメラなど見る。その後訪ねた飯沼飛行士記念館では孫に当たる人が丁寧に説明してくれる。リンドバーグは有名だが、東京〜ロンドンを飛行し、世界記録を樹立した人がいたことを知る。夕刻、中房温泉へ向かうが、有明山神社を過ぎた辺りで道路が冬季閉鎖中。気を取り直し、登山口の近い表参道から登ることに。幸い近くに広い空地あり、車中泊。翌3:30起床、朝食後、暗い中、5時前出発。登山口が現れず心配になったころ登山口標柱あり。沢沿い林道を進む。終点に駐車スペースあり。黒川沢沿いの不明瞭なコース、テープに導かれ進む。たまに道標もある。次第にダートになり難渋。雪はないとタカをくくっていたら、次第に雪が増えてくる。沢の傾斜が出てきた辺りで、左手支沢の滝が凍結。前方は岩場、進路にとまどいよく見ると、鎖が雪に埋もれている。鎖頼りに岩場を登ろうとするが、雪で足元の様子が分からず、凍結のおそれもある。この先も険しそう。積雪期の谷遡行は危険。前進を断念、往路を難渋しながら引き返す。昨日、約450キロを走ったせいか腰痛がひどく、中腰になれず、歩きも調子が出ない。帰途車道から冠雪の山並み。大天井岳か。明日燕岳に登ろうかなど考えていたのが愚か。下山後、急ぎ入笠山へ⇒トップページ