青 山 高 原
先週末は所用で山行できず。曽爾方面の山へ向かいたいが全国的に寒気が厳しく、路面凍結が不安。
久しぶりに電車利用、有名な青山高原へ。面倒で電車の時間を調べずに出たら、西・東青山駅停車の急行は
1時間に1本しかなく、行き帰りとも駅で30分ほど待つ。7時に堺市の家を出て、西青山駅まで3時間近く要す。
無人駅を出、青山高原への道標に従い、階段を登ると、雰囲気の良い桜並木の道を進む。乗馬クラブにぶつかり、
小橋を渡り、国道165号沿い歩道をしばらく進む。歩道橋を渡り、東海自然歩道へ。道標が整備され、迷わず進める。
植林帯の林道を緩やかに登る。高原道路の下をくぐり、別荘地に入る。縦横に道があるが道標に従い道なりに進む。
好景気の時代に開発されたようだが、どの別荘も廃屋化して空しい。別荘地を抜け、長い急階段を登ると、車道に出る。
車道を避けるハイキング道を緩やかに登り、車道に出ると、南面の山並みがパノラマ状に大きく展開。
曽爾高原の山並みが見えるが山名同定がしかとできない。南に特徴的な山容が目を引くが未知の山。
局ヶ岳や三峰山、大台ケ原など見えているようだが特定できない。草地の階段を登ると、レストハウス前に出る。
その後方の草地の高みに登ると、360度の展望の広がり!立派な三角点あり。津市の街並みが眼下に広がる。
スッキリ晴れていれば、伊勢湾越し知多半島まで見えるようだ。バイクのけたたましい爆音が耳障り。
ハイキングの山というより、高原道路の展望台。広大な高原らしさも感じられない。数人のハイカーと共に軽食後、
円山草原へ。道標に従い小さく登り下り。草原にアセビが陽を受けて輝き、一帯の雰囲気が良い。短時間で草原着。
レストハウスなど人工物がないだけ、こちらの方が雰囲気が良い。人も少ない。草原と言うほど広くはない。
この先、遊歩道が分岐し、やや進路に迷う。ガイド本にある「あせびの丘」の方へ進むと、東青山への道標あり。
道なりに降り続けると、「四季のさと」への道標が現れる。以降、地図に照らしても現在地が分かりにくいが、
この道標に従って進む。静かな植林帯を抜けたり、小渓流沿いに進んだり、雰囲気の良い通過点がある。
帰路のハイライトは、滝見台から見る3段の布引滝。遠望で迫力はないが優美。近づけるようだがパス。
「四季のさと」は、運動公園風、きれいに整備されている。すぐ南が東青山駅、高齢の駅員が手持無沙汰げ。
陽当りのよいホームで文庫本を読んで電車を待つ。物足りなさの残る山行。⇒トップページへ
2010年12月19日(日)晴 9:50近鉄:西青山駅→11:25三角点→12:00円山草原→14:00東青山駅