穴 口 山
予想よりヤブに難渋せず登頂、下山でヤブに難渋 あなぐちやま 320m 兵庫県三田市
2013年1月27日(日)晴 13:35登山口→14:05山頂→14:45火燈山→15:20広場→15:30JR相野駅
天神岳〜黒谷山縦走後、南西の本山へ足を延ばす。黒谷山麓を西進、国道176号に出た地点が尾根端の登山口。
古い石柱が二つ、すぐに分かる。明瞭な踏み分けがあり、ヤブにもそれ程難渋せず、暖傾斜の尾根を楽勝で登頂。
最近の日付の「北摂探検隊」の小標示あり。東に明瞭な踏み分けがあるが、南西の不明瞭な踏み分けを下る。
すぐに小鞍部に降り、右へ進路を取り、西に長く伸びる尾根に登り返す。広いナマコ状の尾根、踏み分けとテープを
慎重に追う。密生した灌木中、周辺の低山がチラチラ見える程度。樹林の趣も乏しい。右方に次に目指す火燈山。
ヤブ山歩きは、進路取りに緊張感が続く点は沢登りと共通だが、ダイナミックさや趣、展望に乏しく、はまりそうにない。
地図にある道と合流しそうなころ、比較的明瞭な踏み分けに会う。明瞭な道ではなく、迷うが、目立つテープがあり、
方位も合っている。尾根からはずれ、南東に転じる。踏み分けとテープ頼りに緩やかに下る。どちらへ向かうのか
不安ながら進む。地図の道は南東へ谷を下るが、自ずと谷からはずれ、火燈山へ向かっている。途中からテープに
代わり、木の幹に赤ペンキ。何とも無粋。山頂手前でマークを見失い、ヤブ中に入り込む。登り続ければ登頂できる、
不安はないが不快。程なく登頂。平坦なヤブ中に小標示あり。少し離れた小空き地に三角点。ここまではヤブ山とは
いえ、ガイド本紹介の山、結構登る人がいるようで、踏み分けとテープがあったが、下山口を示す目印が見当たらない。
意を決し、ガイド本に従い、東の谷へヤブの濃い急斜面を、磁石片手に方位を見ながら下る。棘に服をひっかけ、
手の甲を切りながら必死で下り続け、何とか小渓流に出る。期待の道はなく、渓流沿い、ヤブに難儀しながら進む。
ようやく、開けた場所が見え、からむイバラを振り切って、脱出。タメ息。造成地のような殺風景な空き地。右へ進むと、
すぐに地図にある池が現れ、安心。住宅地に入り、左手に短大を見て、県道に出る。すぐに駅だが、目の前で電車が
通過、30分待ち。暖房のきいた待合室でヤブ山の汚れを落とす。⇒トップページへ