阿 弥 陀 岳
 八ヶ岳赤岳に対面する風格の名峰 あみだだけ 2805m 長野県茅野市
2015731)曇×晴 7:00美濃戸Ⓟ→9:30行者小屋→10:20尾根上鞍部→10:45山頂→11:20鞍部→12:30赤岳山頂→13:10地蔵尾根下山口→14:00行者小屋→16:05美濃戸Ⓟ
30代の東京在住の日、八ヶ岳の主峰連なる尾根を2度縦走。赤岳越しどっしりそびえる本山が印象に残る。関心がアルプスへ移り、八ヶ岳に惹かれなかったが、改めて八ヶ岳の未知の領域へ向かう。国道152号から御柱街道に入り、美濃戸口へ。山荘のある登山口まで予想に反し、ダートな林道。対向車のないことを祈りつつ無事、山荘駐車場着。先行車数台。駐車料1000円。少し先の登山口で進路が北沢と南沢に分かれる。南沢沿い沢を高巻いたり沢岸に降りたりしながら淡々歩き続ける。道中の趣が良く、変化もあり、ダレない。行者小屋手前、広河原に出、奇怪な岩塔やギザギザ稜線を見上げる。横岳か。程なく行者小屋着。小屋前広場のベンチは人が多い。この山域のターミナル。青空をバックに本山を見上げ、心躍る。本山への最短コース、本山と中岳との鞍部へ急傾斜の登り、ジグザグ道でそれ程きつく感じない。順調に鞍部に出るが稜線上ガスが湧く。眼前、本山の急峻な壁に圧倒される。ひるむ気持ちを圧し、鉄梯子に取り付く。岩壁を慎重によじ登り、ひたすら上へ。ようやく山頂に出る。ガスで視界を閉ざされ、感慨ないまま下山にかかる。登り程の緊張はなく降り切る。きれいな三角の中岳からガスの切れ間に赤岳斜面の迫力。勇んで赤岳へ登り進む。ザレた道。振り返り、中岳越しガスの切れ間に本山を見納め。詰めは岩場。高山植物が彩るが撮影のゆとりがない。急峻な岩場をよじ登り、狭い山頂に出る。息をつきながら目を転じると、眼前に山荘、拍子抜け。地蔵の頭へ下る。横岳〜硫黄岳と核心部縦走の予定だったが、無理をせず地蔵尾根を下る。急傾斜だが、メインコースだけに梯子階段がずっと設置され、軽快に短時間で降り切る。行者小屋前のベンチは人で一杯。南沢沿いの道も行き程は長く感じず、余力を残し駐車場着。⇒トップページ