氷ノ山南の地味な山だが、お気に入り。7年前の夏と4年前の残雪期、戸倉峠から往復。ネット情報で東面の複数の尾根から登れることが分かりチャレンジ。全国的な寒気が緩んだ週末、曇天の予報をおして出発。中国道:山崎ICから国道29号を北上。各地降雪のニュースが流れていたが、沿道雪はほとんどない。戸倉スノーパーク駐車場の案内に従い左折、すぐに駐車場着。車は少ない。係員から雪が少なく、滑れないと注意される。ゲレンデの下で、幼稚園児たちが雪遊び。スキー場北の910mピークを越える長い尾根もあるが、997m点へ伸びる尾根をたどる。取り付きは、駐車場前を流れる小川が分岐する所、すぐに分かる。尾根上に出るまで急登に難渋。その後は概ね暖傾斜。幸いブッシュはなく、歩くに支障なし。道標はないが、明瞭な尾根をたどり、迷う恐れはない。ただ、下降の場合、分岐に要注意。前半、積雪は浅く、足を取られず進める。930m点の分岐を997m点と勘違い、さらに、997m点で主尾根に合流と勘違い。短時間で登頂するはずがいつまでも尾根歩きが続き、気づく。後半、樹林の趣が良くなる。雪が深くなり、スノーシュー装着。ようやく山頂北で主尾根に合流。先行者のトレースあり。本尾根を下る場合、目印がなく分かりにくいので、登る方が無難。山頂部は樹氷の世界!
山頂から360度の展望。宍粟の名山を一望。北に平長な氷ノ山。樹氷の先に三室山。登路の長い尾根越し冬の山並み。雪山ならでは景色に浸る。戸倉スキー場へ伸びる長い尾根を下降。こちらは要所に道標あり。山頂から南東へ下り、すぐに北東へ派生する小尾根を見送り、尾根が右に向きを変える地点に小道標あり。道標の位置が低いため、雪が深いと見えなくなり、要注意。後は明瞭な尾根と点々と続くピンクテープをたどればよい。総じて暖傾斜、片側、植林、片側、自然林で趣はまあまあ。最後、眼前の小山を越えると、スキー場施設がある。道標に従い、ゲレンデ上端に出る。上段のリフト沿い斜面は難なく下降、下段左端(上から見て)のリフト沿いは急斜面。右端側へ急斜面をトラバース。怖くなり、スノーシューからアイゼンに履き替え、何とか下る。ゲレンデを滑れないにもかかわらず、駐車場は満車。ファミリーが雪遊び。ゲレンデ営業中は、駐車やゲレンデ通過は控えた方がよいか。ブナ林は戸倉峠からのコースが良く、1143m点から北東の尾根を下れば、戸倉トンネル入口へ下降できる。⇒トップページへ |