赤 井 谷 |
安全な美渓だがメリハリ乏しく、遡行・下山に時間を要し過ぎ 1799m 奈良県十津川村 |
2015年10月10日(土)曇→小雨 9:35笹ノ滝駐車場→11:25入渓→15:05出渓(テント泊) / 11日(日)小雨→曇 6:20入渓→11:00出渓→11:40釈迦ヶ岳山頂→12:30深仙ノ宿→16:35駐車場
|
3連休、かねて行きたかった本谷へ。南阪奈道:葛城ICから県道30号を経て国道168号を南下。滝川口の道が急カーブする所で直進。時々笹ノ滝への道標を見ながら狭い林道を走り、笹ノ滝駐車場着。これより先、侵入禁止。トイレあり。写真撮影の人数人。20分で不動滝駐車場着。滝落ち口や上部巨岩の造形が珍しい。少し先に資材置場。ほんみち教掲示板のある所から左下へ下る。鉄橋で広い沢を渡り、登り返し、林道に出る。約50分でほんみち修道場の建物前に出る。一帯ほんみち教により整備されたもの。通行に事前許可を求められており、前日電話で許可を得ていたが人気はない。建物群を通過、入渓。大岩ゴロゴロの開けた美渓だが前進に難渋。ダレて左上に並行する林道へ上り、ドウノ谷出合辺りで再入渓するが、いつまでも大岩ゴロゴロ。淵のエメラルドグリーンが素晴らしい。両岸の樹林の趣も良い。15時過ぎ遡行切り上げ、左の台地にテント設営。夕食中、ヌッと人が現れ、ビックリ。テント設営してもよいか聞かれる。中高年男女5人。簡易タープでの宿泊。雨になり、グループも早々に静まる。雨音を気にしながらなかなか寝付けず。3時半起床。小雨。昨日の湿った衣類に着替え、テント内で朝食後、濡れたテント撤収。手間取りすっかり明るい中雨具着用、岩ゴロゴロの沢へ戻る。平坦な沢が続き、高度が上がらず、7:35ようやく1184m地点。この辺りからナメ滝が断続的に現れ、快調に進める。岩床や岩壁が赤っぽく、本谷の名の由来か。分岐で迷う個所もなく、終盤の三俣着。中間の狭いトイ状滝へ。傾斜も急になり、高度を稼ぐ。最後の分岐は、右のガレ場を登り、右の笹原の急斜面へ上がる。あえぎ登り切ると、千丈平〜深仙ノ宿の巻道に出る。左へ進み、千丈平着。テント場として整地され、雰囲気が良い。釈迦ヶ岳山頂へ。ハイカーが多い。山上の紅葉の美しさ!曇天で展望は今一。深仙ノ宿へ急ぐがなかなか着かず。深仙ノ宿から本谷へ下降する道が分かるか不安だったが、小屋裏に踏み跡あり、南西に下降。ネット情報では、太尾登山口〜釈迦ヶ岳〜本道の周回コースが多く紹介されており、地図にはないがよく歩かれている様子。どこでも歩ける疎林中、進路に迷う個所もあるが、木に巻いた紐や水色ペンキマークを追いながら下る。疎林中、雰囲気は良く、暖傾斜で楽。枝谷の小沢を2度ほど渡渉し、本谷を渡渉。渡渉点に手作り木段あり。本沢沿い疎林中を進む。立木の赤ペンキマークを追う。昨日のテント泊地を通過。マークが見当たらなくなり、踏み跡らしきを追いながら帰路を急ぐ。ようやく往路の林道へ戻り、安心感とともにリュックの重さが辛くなる。⇒トップページへ |