Review

Linda Hoyle

Pieces of Me
1971発売
1 Backlash Blues もう雰囲気いっぱい、情感いっぱいにブルーズを歌い上げている
2 Paper Tulips Affinity調の美しい曲、かなり今っぽいポップさも持っている
3 Black Crow Creamあたりを意識したかの様なノリの曲
4 For My Darling 美しい声が印象的なバラード
5 Pieces of Me この作品ではもっともハードなブリティッシュハードロック
6 Lonely Women 私がこの作品で一番好きな曲 美しいJazzバラードである
7 Hymn To Valerie Solanas 軽快なロックンロールナンバー
8 The Ballad of Morty Mole  
9 Journey's End  
10 Morning For One  
11 Barrel House Music  
     
「Affinity」の延長線上で聴いたら肩透かしを食らった、というか目から鱗だった。もちろんAffinityっぽい曲もある。でも、ベースはBluesだろうか?1曲目から面食らった。同じ年に同じGiuterを従えてのJullyDriscollの「1969」と比較すると面白く聴ける。Jullyがファッションリーダー格だったのに対しLindaはあくまでミュージシャンである事を意識しているような気がする。決して不美人もないしオシャレに無頓着な訳でもなさそうだが、ミュージシャン臭さを感じる。バラエティに富んでいるようでもあるが一貫した何かを感じる。1971年の作品であるが70年代への移り変わりっぽさを感じない。それよりもパワーを失ってしまったが味のある演奏を聴かせてくれた往年のハードロックヒーローたちの作品っぽさを感じる。彼女はすでに予感していたか?もちろん産業ロックしていないし、多少は時代臭さもある。しかし、今聴いても新鮮な作品だ。
断っておくが、私はAFFINITYの作品は良く聴くが、プロフィールとかは詳しくは知らない。
Linda Hoylel (Vocal)
Chris Spedding (Ele.Guiter,Acc.Guiter)
Jeff Clyne (DoubleBass,BassGuiter)
Karl Jenkins (Acc.Piano,Ele.Piano, Oboe)
Colin Purbrook (Piano)
Jphn Marshall (Drums)


Engineer
ed by James Wedge