会社でのあいさつ
  (平成21年3月22日)
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みなさんの会社では、
「おはようございます」「お疲れ様でした」と、
気持ちよくあいさつを交わしているでしょうか?

「あいさつは大事」と、親や学校の先生、部活の先輩等から
散々教えられてきたはず。

なのに何故、社会に出ると、
その大事なあいさつを軽視してしまうのでしょう??


朝一番に、気持ちのいいあいさつを交わすと、
「さあ、今日も1日頑張ろう!」と、
やる気がムクムク湧いてきませんか?

また、仕事でのコミュニケーションもスムーズになり、
職場全体が活気づき、職場の雰囲気も明るくなるはず。

こういう健全な職場には、いじめやハラスメントは発生しにくく、
そのため業績も順調に向上するでしょうから、
会社にとって、あいさつ励行はいいことだと思うのですが。


あいさつは、

◆どうせするなら、明るく、元気よくしましょう。
 そうすれば、自然と笑顔になれます。

◆あいさつは、自分からしましょう。

 私は、体育会系でした。
 特に中学時代、先輩から厳しくしつけられました。
 「後輩からあいさつしなさい!」 と。

 実際その頃は、周りにたくさん人がいると、
 恥ずかしくてなかなか出来なかったものですが、
 声を出すことに慣れてしまえば、出来ちゃうものですね。
 先輩の存在も怖かったし・・・。

◆相手の目を見て、あいさつしましょう。

 目は心の窓。目を見てあいさつされると嬉しくなりませんか?
 あ、自分を認めてくれてるんだって。

◆あいさつを励行することで、いろんなトラブルを早期に発見できる。

 たとえば、いつも返ってくるあいさつが
 返ってこなかった、元気がなかった、という場合
 
 「今日は元気がないけど、何かあった?」
 「体調が悪いのかな?」  「なんか気に障ること言ったかな?」
 
 と、相手の変調を早めに察知することが出来ます。
 あいさつが、トラブルの「バロメーター」になるのです。

 過重労働や精神障害、いじめ、セクハラ等の水面下に潜みやすいトラブルを、
 あいさつを常に交わすことで、早期にキャッチし、早期に解決できます。

◆あいさつは、会社の対外的な評価にもつながる。

 たとえば、取引先の会社に行った時、
 その会社の社員にあいさつをしても返してもらえなかった、
 目をそらされてしまった時、みなさんはどう感じますか?

 教育が行き届いていない会社だ、
 取引をしても、ちゃんと対応してもらえるのだろうか?
 うちの会社は見下されているのかな?
 などと、余計なことに気を遣ってしまいます。

 実際、私が勤務していた会社では、
 部長が朝礼で、 「社外の人とすれ違ったら、必ずあいさつするように」
 と訓辞していました。

 社外の人から見て、自社がどう映っているのかを意識しなさい、
 ということでしょう。
 それだけ、あいさつの力って大きいのですね。

 たかがあいさつ、 されどあいさつ。

仕事は、チームワークでするもの。
お互いの気遣いがあり、コミュニケーションが活発な職場は、
雰囲気も良く、きっと働きやすい職場でしょう。
人も定着し、業績も向上していく。
それに、あいさつは、誰でもできることです。

うちの会社は元気がないな、と感じたら、
まずは、社長(上司)自ら率先して、元気よくあいさつする。

それを毎日繰り返すことにより、
社内にあいさつの習慣やその心が 根付いていくのではないでしょうか。



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