★は「「公益」考（二）――庄内地域史の取扱いについて――」（『東北公益文科大学総合研究論集』第12号（2007.7））に「主要参考文献」として挙げておいたもの。〔 〕内は三原のミニコメント、庄内地域史を主たるテーマとしない文献については、関係について付記した。
●は「ワッパ騒動研究史」『東北公益文科大学総合研究論集』第17号の補遺としての「ワッパ騒動研究書リスト（発行順、2010年1月暫定）」から追加したものである。未見の書と所蔵を省いた。所蔵については別ページをご覧いただきたい。
○で黒字表示文献は2007年7月17日から示しているもの、○で青字表示文献は2010年8月10日に追加したものである。
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（発行年月順、月が不明かメモを忘れたものについては、その年の最後に入れた。）
発行年月（一部、メモを忘れて月が入っていない）、著編者、『書名』（「論文名」）、出版社（掲載雑誌と号数）の順
★1894.3渋谷光敏『庄内沿革誌』榮得堂
●1912重田鉄矢『荘内史料 全』。1975年に復刻版（東北出版企画）。259頁+荘内年代記47頁。後田山開墾については書かれているが、ワッパについては書かれていない。
★1904.12野村敏惠『地方美談』野村敏惠
○1918.5河田嗣郎『農業倉庫論』弘文堂書房
★1919.8野村敏惠『続地方美談』保全堂
○1920.8齋藤美澄『贈正五位本間四郎三郎光丘翁事歴』山形県飽海郡私立学事会
★1924.6安倍季雄『本間光丘翁』贈正五位本間四郎三郎光丘頌徳会
●1930.12濱村正三郎「羽州庄内のワッパ一揆」『経済史研究』経済史研究会、第14号、pp.33-45。「庄内藩の特殊事情」、「原因」、「経過」とまとめ、結論的に「進歩的思想を有する一部の不平武士が、保守的にして新政府の制令を忠実に行はざるものに反抗したるに乗じて、生活困難なる無智の農民が附和雷同した為に勃発したもの」としている。この論文に対して書かれた国分剛二「荘内のワッパ一揆を読みて濱村氏に問ふ」、濱村の返書、さらに国分の返書が、鶴岡市立図書館の石原文書に入っている（分類番号：石原236）。
●1931土屋喬雄・小野道雄『明治初年農民騒擾録』南北書院、pp.98-103、「明治七年八月田川飽街［ママ］二郡騒擾（太政類典）」、1953年に再版。「本項の裁判の結果については「経済史研究」第十四号所載、濱村正三郎氏「羽州庄内のワッパ一揆」に全く負ふてゐる。記して感謝すると共に読者諸氏に同稿参照を勧む。」）
○1932.10五十公野清一『庄内平野 豪農本間の曝露』同志文学社〔「狐のような温情主義で庄内平野一帯を欺いてゐる本間」の暴露をしようという意欲が空回りしてしまった小説、と私は読んだ〕
●1932千葉弥一郎『廃藩置県前後之荘内秘話（荘内叢書 第三輯）』荘内史料研究会、87+4頁。「酒田県農民騒動 一名ワッパ事件」～「後田開墾の趣意書」pp.32-84。1930.12の濱村には誤りが多いと書いている。
○1933.10菅原兵治『師弟論 東洋的教育の根本問題』刀江書院
★1933・池田正之輔「階級問題としての天保騒動――敢えて小野・黒正両博士の高教を乞う」『経済集志』（日本大学商学部商経研究会）1933（「池田正之輔」刊行委員会『反骨の政治家 池田正之輔』1995所収）〔酒井家が称揚されていることに対する異議。〕
○1935.8平野成継編輯『荘内歴史年表』荘内新報社〔ワッパのワの字も、丁卯の大獄の丁の字もないのが興味深い〕
●1935山形県経済部『出羽百姓一揆録』、「明治初年庄内騒擾」はpp.240-265。→1948.8（昭23）の『山形県に於ける百姓一揆資料』を参照のこと。
★1937・東北振興会（実質執筆者は浅野源吾）『庄内藩史（東北産業経済史 第四巻）』東北振興会、（1976復刻）
○1938.4大泉漁史「荘内ワッパ一件と三百代言の沼間守一」（『荘内』（1938～1941）第3号、1983復刻）〔ワッパ騒動で農民側に立った判断をした沼間守一について、批判的に扱ったもの〕
○1938.5服部?三「明治維新 荘内藩転封問題と大隈老侯――菅善太右衛門実秀翁の運動奏功――」（『荘内』（1938～1941）第4号、1983復刻）〔大隈から聞いた話、同じページに「荘内藩献金免除に就て」もあり〕
○1938.7岩本成雄編『荘内経済年表』発行所は高橋三代吉〔ワッパ騒動も記されている〕
○1938.7文部省『東北読本 上巻』文部省
○1939.5国分剛二「疑問は解けぬ樺太抛棄論者 松本十郎翁――白井重士氏の高教を仰ぐ――」（『荘内』（1938～1941）第16号、1983復刻）〔西南の役当時の松本十郎の行動について〕
●1939黒田伝四郎「明治初年庄内ワッパ騒動」（『庄内転封一揆の解剖』の付録部分）
平易文訳が2004.12に黒田伝四郎（本名高島米吉）の子である高島真によって発行されている。
○1940.8国分剛二「荘内ワッパ事件の資料」（『荘内』（1938～1941）第30・31合併号、1983復刻）
○1941.4丸山義二『庄内平野』朝日新聞社〔満洲開拓を扱った小説〕
○1941積雪地方農村経済調査所編『満洲農業移民母村経済実態調査 山形県東田川郡大和村』
★1942.11五十公野清一『大地主（だいぢぬし）』國文社〔本間様は立派、という小説〕
★1943.五十公野清一『本間光丘 荘内平野の開発者』日本出版社〔本間光丘は立派という話〕
★1943.12名和力三「荘内藩の徳業を語る」『日本文化』第96冊、日本文化協会
○1944.2菅原兵治『庄内学に学ぶ（田川教育振興叢書 第一輯）』田川地方事務所
★1944.3堀川豊永『救荒の父 本間光丘翁』人文閣〔光丘褒めの本〕
★1944.5石川正俊『荘内風土記』翼賛出版協会〔大川周明と石原莞爾の序あり、御家禄派支配が続いて庄内に批判的〕
★1944.6大林清『庄内士族』輝文堂書房
●1948春 服部之総「ワッパ事件」『思索』1947年春季号。日付は1947年12月9日。→1950年『明治の革命』に収められる。
○1949.3長井政太郎「庄内磯浜の漁村」『社会地理』(通号 11)日本地図/日本社会地理協会編
●1948.3服部之総「自由民権と封建貢租―ワッパ事件概説―」『季刊 思索 春季号』pp.79-111。執筆当時刊行されていた先行研究に加え、国分剛二収集史料をも閲覧して書かれたもの。多くの史料を消化した上で農民・森藤右衛門側に立っての著述である。
●1948.8山形県農地部農地課編纂、長井政太郎追補『山形県に於ける百姓一揆資料』301頁。1935（昭10）年の『出羽百姓一揆録』に長井政太郎の資料追補解説を加えて印刷頒布することにした旨が「例言」に記されている。→1973（昭48）の『出羽百姓一揆録』を参照のこと。
●1949.10川崎浩良『山形県新聞史話―県政党の略史―』山形新聞社。第二章の一「酒田の言論昂揚」pp.12-17は森藤右衛門の建白書を中心に書かれている。1982.5『山形県の自由民権運動』には「史料的に難あり」と書かれている。
○1950.3細貝大次郎「農地改革の歴史的背景――地主制の展開と農地政策の発展――」『労働問題研究（中央労働学園）』41〔全国的、一般的〕
○1950.3大山小学校『郷土大山』西田川郡大山町立大山小学校
●1950服部之総『明治の革命』→1955年に『服部之総著作集第五巻』理論社として発行、1967年に著作集の新装版が発行される。「ワッパ事件」はpp.29-84。
★1952.12山口白雲『菅臥牛観』不二印刷
★1955.3小山孫二郎「明治における地主の農事改良運動――庄内の平田安吉――」（『日本農業発達史』第五巻、中央公論社）〔「旧藩閥」に対して非常に厳しい表現を用いている〕
★1953.10鎌形勲『山形県稲作史』東洋経済新報社〔時代の空気も預かっているのだろうが、地主側に都合の良いシステムを鋭く暴いている〕
○1955.10加藤虎太「庄内農村調査」『立正大学文学部論叢』立正大学文学部(通号 4)
○1955.11長井政太郎『坂野邊新田の発達』発行者は佐藤良蔵〔庄内砂丘地植林の第一の功労者として佐藤太郎右衛門を高く評価している〕
○1955.12西川秋雄「東北振興問題」（『日本農業発達史』第七巻、中央公論社）〔一括りにされることもある東北６県だが、山形は意外に（？）豊凶の差が小さい県である〕
★1956.1鎌形勲『東北農村風土記』東洋経済新報社〔「東北」というタイトルであるが、ほとんどが庄内の話である〕
●1956.9『地方別日本新聞史』日本新聞協会、近藤侃一（山形新聞報道部長）「山形県新聞史・ワッパ事件と庄内新聞」pp.51-52。「山形県新聞史」の「発芽時代」にごく簡単に、かつ不正確に取り上げてある。
●1957.2上林與市郎『庄内農民とワッパ騒動―天保・明治の転封一揆とワッパ騒動の真相』新生社。95頁と短くよくまとまっている。第三部が「明治七年のワッパ騒動」。
○1957.10蜂須賀年子『大名華族』三笠書房〔華族でありながら酒井家のみ旧領地に居住したことについての調査の一環〕
○1958.3大泉散士『らくがき庄内史』阿部久書店
○1958.8.10「生れかわった大地主 転身のうまい山形県酒田の本間家」『サンデー毎日』
★1958.9小山孫二郎「大地主と庄内米の流通――山居倉庫の顛末」（『日本農業発達史』別巻上、中央公論社）〔執筆にあたって聴き取りもしている。多くの研究者がネタに利用してきたと推測される本〕
○1958.9佐藤繁実「庄内地方における農業生産力展開の契機 耕地整理とその影響」（『日本農業発達史』別巻上、中央公論社）
○1958.10山口哲夫「庄内平野農村の近況」『農業と経済』昭和堂24(6)
●1958工藤定雄『酒田市史 下巻』酒田市、「武士の解消とワッパ一揆」pp.83-96。
●1958青木恵一郎『日本農民運動史 ２』日本評論社、「庄内転封一揆とわっぱ騒動」pp.91-107。
★1959.4細貝大次郎「千町歩地主＝本間家の地主経済構造――信成合資会社の構成と推移――」『土地制度史学』第3号〔この時点での研究史も整理されている〕
●1959北村純太郎編『大泉村史 続』鶴岡市大泉公民館、「ワッパ事件、ワッパ事件に活躍した人」pp.44-47。
○1960.1稲葉泰三「徳川後期における本間家の土地集積」『農業綜合研究』14(1)
○1960.2富澤襄『飽海史話』敬天堂〔敬天堂は『西郷隆盛と庄内』の著者長谷川信夫の書店、そうした立場らしい内容である〕
○1960.7稲葉泰三「本間家取入地の分米、年貢、俵田（畑）渡」『農業綜合研究』14(3)〔積雪地方支所「研究ノート」第３号報告に加筆訂正したもの〕
○1960.7鎌形勲「最近の農業雇傭の動向--山形県庄内地方の場合」『農林統計調査』農林統計協会10(6)
○1960.11山形県農業協同組合沿革史編纂委員会編『山形県農業協同組合沿革史』（この行をクリックするとPDFで見られます）
○1960・鈴木実・高橋徳義・笹原俊雄・槇仙一郎・植松要作『山が泣いてる』〔1978年再刊、『オイノコは夜明けにほえる』関連〕
○1961.1岸英次「庄内平野における旧大規模経営をめぐる若干の問題」『農業総合研究』農林水産省農業総合研究所15(1)
★1961.1稲葉泰三「明治以降における本間家の土地集積」『農業綜合研究』15(1)
○1961.12山蔦正躬『荒沢部落』甲陽書房〔現在鶴岡市（旧朝日村）のダム建設計画を題材にした小説〕
●1961山形県議会『山形県議会八十年史』「ワッパ事件」pp.53-59。
○1962.1酒井惇一「農民分解の経営的基礎--昭和恐慌期における村山地方と庄内地方」『農業経済研究報告』東北大学大学院農学研究科資源環境経済学専攻 (通号 2)
●1962斎藤寿夫『荘内農民運動史』中村書店、「ワッパ事件」pp.15-19。
●1962山形県『山形県史 資料編 ２ 三島文書』「ワッパ事件関係書類」pp.31-79。
○1963.2ねずまさし「米騒動と庄内地方」『歴史学研究』歴史学研究会 (通号 273)
○1963.6『光茫を曳く人々（現代庄内人物名鑑続刊）』現代荘内人物名鑑刊行会〔池田正之輔について記述あり〕
●1963.8と1963.10佐藤誠朗「ワッパ一揆の農業構造」（一）（二）『歴史評論』156号pp.42-57、158号pp.58-79。指導者と参加者がなぜワッパ騒動に参加したのかを、階層（所有反別）を軸に探っている。改良派士族や森藤右衛門ら酒田商人には冷ややかな結論となっている。
○1963.10マーク・ゲイン、井本威夫訳『ニッポン日記』筑摩書房〔邦訳の初版は1951年。敗戦直後の本間家が登場〕
○1963.10児玉幸多『身分と家族（『岩波講座 日本歴史』10近世２）』岩波書店〔本間家の二つの身分に関する参考書〕
○1964.11原田敏丸「出羽南部農村における山林の分割--庄内藩の事例を中心として」『彦根論叢』滋賀大学経済学会(通号 106・107)
○1965.10佐藤誠朗「明治期における地主経営の展開--山形県庄内地方を中心に」『歴史の研究』山形歴史学会(通号 11)
★1966.2加藤省一郎『臥牛菅実秀』致道博物館
○1966.2戸川安章「山形県庄内地方における女性の地位」『日本民俗学会報』日本民俗学会 (通号 43)
○1966.3大泉散士『ものがたり庄内人物誌』らくがきくらぶ〔御家禄派に批判的な本〕
○1966.4児玉幸多・北島正元編『東北・北関東の諸藩（第二期 物語藩史1）』人物往来社〔庄内藩を含む〕
○1966.6小山孫次郎『市長ノート』市長ノート刊行会〔農業経済の研究者が革新市長になって、酒田市広報に連載〕
●1966.6岩渕武一「叛骨 森藤右衛門」『方寸』第１号、酒田古文書同好会、pp.107-112。
○1966満洲開拓史復刊委員会『満洲開拓史（増補再版）』1980年8月に復刊（原本は1966年、満洲開拓史刊行会編）
○1967.7石井親俊『維新前後に於ける荘内藩秘史』壹誠社
●1967石井親俊『維新前後における荘内藩秘史』壱誠社、「ワッパ事件と荘内魂」pp.66-70。78頁の小冊子。30万両の献納の際に「ワッパ」で金を運んだという説になっている。
●1967.9尾形六郎兵エ『三島県令の夢は結ぶ 待望の月山ハイウェー ―六十里越は変貌する―』91頁、鶴陵文化懇話会。主に「三島文書」を使い三島通庸関係の出来事を三島に好意的な立場から記述した文献。ワッパ事件判決で決まった返還金の行く末に関する荒賀直哉（庄内の士族、三島の部下）の談話も紹介している。「ワッパ事件とは」はpp.52-56、「松ヶ岡開墾事業」はpp.57-60、酒田から鶴岡へ県庁を移転した際のエピソードが東京の新聞ですっぱ抜かれた事件関係はpp.61-71。
●1967山形県警察史編纂委員会『山形県警察史 上』山形県警察本部、「第一章 明治初期の警察」の「第九節 明治初期の主要事件」に２件収められている。その一件が「庄内ワッパ事件」pp.387-406（もう一つは「鶴岡士族の騒擾事件」（西南戦争関係）。
○1968.5和田正俊「西郷隆盛と荘内藩との関係に付て」『東洋研究』（大東文化大学東洋研究所）17
○1968.6山岸龍太郎『庄内石油譚』みちのく豆本の会〔石油にまつわる庄内地域史〕
●1968.11毎日新聞社『山形百年』、pp.245-248に「ワッパ事件」あり。新聞記事らしいコンパクトで読みやすい紹介である。
●1969.1斎藤正一・佐藤誠朗『大山町史』、大山町史刊行委員会、1083+15頁。佐藤誠朗執筆の「ワッパ騒動」はpp.467-480、大山村関係文書を使用。
○1969.7松尾武夫「今世紀初頭における巨大土地所有の一形態――本間家の資料によって――」『農業綜合研究』23(7)
○1969.7山形県歴史教育者協議会・山形近代史研究会『山形農民のたたかいの歴史』山形県歴史教育者協議会
○1969.9井川一良・佐藤誠朗「明治維新と農民闘争――天狗騒動からワッパ一揆へ――」『歴史学研究』352
○1969.11中川茂市『池田正之輔を語る』明日の農村を語る会
●1969大泉散士『らくがき荘内史 10』「荘内ワッパ事件雑記」pp.20-24
★1970.3山田盛太郎「本間家の土地所有について――前期的商人資本・高利貸付資本の地主的土地所有への転化――」『日本学士院紀要』28(1)〔土地集積のポイントは二重身分と大義名分の獲得にあるとしている〕
●1970.9誉田慶恩・横山昭男『山形県の歴史』山川出版社。横山昭男執筆による「ワッパ騒動」がpp.236-239。「この項は、とくに、井川一良「天狗騒動と酒田県」＜歴史三七所収＞、佐藤誠朗「ワッパ一揆の農業構造」＜歴史評論一五六・一五八所収＞によるところが多い。」とある。
●1970.9小山松勝一郎「学而館始末」『方寸』第３号、pp.5-28。明治2年６月に酒田民政局が設立した学而館の句読師に任命された森藤右衛門の漢詩も紹介されている。
○1970.11大井武「庄内地域における農業機械化の研究」『経済集志(人文・自然科学編)』日本大学経済学研究会 40(別号)
●1970青木恵一郎『日本農民運動史 ２（新版）』日本評論社、「庄内転封一揆とわっぱ騒動」pp.91-107。1958年発行時にあった「あとがき」がなくなっている。
○1971.3邊見則富原著、大泉散士編『庄内老人聞書抄（庄内史）』阿部久書店〔原著は寛政年間に辺見則富が書いたもの〕
○1971.3工藤定雄編集『酒田市史 史料篇 第五集 経済篇上（本間家文書）』酒田市
○1971.6今村奈良臣「米作農民の意識と行動--庄内平野における動向をさぐる(不惑に惑う農民(特集))」『農林統計調査』農林統計協会21(6)
○1971.6大井五郎『荘内天保義民物語』
★1971.12斎藤正一『鶴岡百年小史』鶴岡百年の人物刊行会
●1971後藤嘉一『続 山形県新聞史話―1970年代以前―』山形新聞社、「ワッパ事件の中心人物」。
○1971・吉村仁作「地主・本間家に於ける小作人管理＝支配機構」『一橋研究』21
○1971山形県『山形県史 拓殖編』山形県
★1972.3井川一良「羽州庄内地方における農民闘争」『村方騒動と世直し（上巻）』青木書店
○1972.5真島久治郎「本間家のある断面」『方寸』第4号〔著者は本間家関係者、「光丘の文芸」、「光丘と宗久」等詳しい〕
★1972.8佐藤三郎『酒田の本間家』中央企画社
★1972.9石川正敏『庄内風土記 上巻』荘内日報〔多くの紙数を本間光丘の意図を暴くことに使っている〕
○1972.12井川一良「明治維新と特権的商人地主――維新期における本間家の動向――」『日本歴史（日本歴史学会）』28（1）
○1972.－鈴木実『オイノコは夜明けにほえる』童心社〔ワッパ騒動を描いた児童書〕
●1972頃か？ 原作佐藤治助、脚色板垣昭一「ワッパ騒動記（第一部）」（第21回東北民教研温海集会記念上演台本）。
●1972藤島町『藤島町史 下』、大瀬欽哉校閲。「地域社会の動向とワッパ事件」はpp.20-29。「藤島町には参加者がなかったようである」p.22とするが、三島文書や服部之総『明治の思想』などの資料を用いてかなり詳細に論じている。
○1973.3NHK仙台制作グループ『近代東北庶民の記録 上』日本放送出版協会〔庄内を含む〕
○1973.3NHK仙台制作グループ『近代東北庶民の記録 下』日本放送出版協会
○1973.3工藤定雄編集『酒田市史 史料篇 第六集 経済篇下』酒田市
○1973.3『山形県史 農業編 下』山形県〔この巻は「近代における本県農政の発展」がテーマ、農業団体や農民運動についても記述が多い〕
○1973.4石川正敏『庄内風土記 中巻』荘内日報〔鳥海山の紛争、庄内の漁業先進者など〕
○1973.4大泉散士『庄内の夜明け（ものがたり庄内史 下巻）』阿部久書店
●1973.8長井政太郎編『出羽百姓一揆録』国書刊行会、301頁。1948年の『山形県に於ける百姓一揆資料』を復刻原本としているが、書名は追補以前1935（昭10）年の書名に戻された。「明治初年庄内騒擾（ワッパ一揆）」pp.240-265は、「引用書」として土屋喬雄・小野道雄『明治初年農民騒擾録』、千葉弥一郎『荘内秘話』、重田鉄矢編『荘内幕末秘史』を挙げており、史料集の観がある。「山形県内に発生せる百姓一揆の概観」pp.286-298中のpp.294-296に一揆についての長井政太郎の評価が述べられている。
●1973服部之総『服部之総全集Ⅱ自由民権』福村出版、「自由民権と封建貢租―ワッパ事件概説（1）」pp.149-208。
●1973大泉散士『庄内の夜明け（ものがたり庄内史 下）』阿部久書店、「ワッパ事件」pp.28-33。
●1973大瀬欽哉 鶴岡市立図書館編『鶴岡百年のあゆみ―続城下町鶴岡―』鶴岡郷土史同好会、219頁。「地租改正とワッパ騒動」pp.29-33。非常に簡単な記述。
●1973山形県『山形県史（本編３）農業編 下』「ワッパ騒動の顛末」pp.1259-1271、今田信一執筆。
○1974.4大泉散士『（随筆）鶴岡の人々』阿部久書店
○1974.7須藤克三『人生論』農山漁村文化協会〔羽黒町の開田や余目町の青年も登場〕
○1974.10「遊佐の歴史」刊行委員会『改訂 遊佐の歴史』「遊佐の歴史」刊行委員会〔酒井家への反抗が強かった遊佐の事情、また本間家の所有地が少ないため耕地整理が遅れた事情など〕
○1974.11小田早稲太編纂『庄内経済連25年のあゆみ』庄内経済農業協同組合連合会
●1974大瀬欽哉、三川町『三川町史』「ワッパ事件」pp.269-277。前田光彦執筆。横山組（現三川町）関係の文書を使っている。
★1975.2鶴岡市『鶴岡市史 中巻』鶴岡市〔平田安吉頌徳碑建設問題や御家禄派の林町長の調整などを斎藤正一氏が書いている〕
○1975.3『山形県史 漁業編・畜産業編・蚕糸業編・林業編 本編6、1975.3
○1975.6朝日新聞山形支局編『人と土 山形農民の記録』東北出版企画〔庄内の小作争議、松ヶ岡、山居倉庫〕
★1975.9佐藤治助『ワッパ一揆 東北農民の維新史』鶴岡書店、三省堂（1990鶴岡書店で再刊）、〔佐藤誠朗の資料を利用して書かれたワッパ一揆の小説〕
○1975.9菅野正・田原音和・細谷昂『稲作農業の展開と村落構造―山形県西田川郡旧京田村林崎の事例――』御茶の水書房
★1975.10佐藤三郎『庄内藩 酒井家』中央書院（1991東洋書院により復刊）
○1975.12石川正敏『庄内風土記 下巻』荘内日報〔庄内のモリ供養など〕
○1976.2平田順治「農村近代化の一考察-2-山形県庄内村落の1事例研究を通して」『福岡教育大学紀要 第2分冊 社会科編』(通号 25)
○1976.7山形放送編著『聞き書 昭和のやまがた50年』東北出版企画
○1976.9藤沢周平『義民が駆ける』中央公論社（1998.9講談社文庫）〔天保領地替を題材にした小説〕
○1976.10たかへい常市『日本位階勲等史論』自費出版か？〔酒井家の受爵、本間光丘への贈位について知るために〕
○1976.10たかへい常市『日本位階勲等史論 附録』自費出版か
○1976.10田崎宣義「昭和初期地主制下における庄内水稲単作地帯の農業構造とその変動」『土地制度史學』土地制度史学会 19(1)
○1976.10宇佐美繁「庄内平地農村の入会地－上－村方資料にみる入会地の生涯」『農業総合研究』農林水産省農業総合研究所 30(4)
●1976.12日塔哲之「＜史料紹介＞ワッパ一揆と民権運動―法律学舎を中心として―」『山形県地域史研究』（山形県地域史研究協議会）創刊号、pp.38-41。前年に発見された森藤右衛門文書の紹介。
○1976・佐藤安太郎「私のうけた戦後教育-10-"原爆許すまじ"から庄内労農大学運動まで」『教育』国土社教育科学研究会 26(4)
○1977.1最上三郎『ワッパ騒動顛末記』自家出版〔小説〕
○1977.1宇佐美繁「庄内平地農村の入会地--村方資料にみる入会地の生涯－中－」『農業総合研究』農林水産省農業総合研究所 31(1)
○1977.3工藤定雄編集『酒田市史 史料篇 第七集 生活文化篇』酒田市
○1977.3柚木駿一「「満州」農業移民政策と「庄内型」移民--山形県大和村移民計画を中心に」『社会経済史学』社会経済史学会 42(5)
●1977.3大瀬欽哉「『鶴岡市史』の編纂を終えて」（『山形県地域史研究協議会会報』第一号）→2003.8（平成15）大瀬振『吹雪を迎えて 大瀬欽哉遺稿集』参照
○1977.5伊藤珍太郎『酒田の名工名匠 付“君が代”の作曲者』酒田の名工名匠刊行会
○1977.7宇佐美繁「庄内平地農村の入会地-下-村方資料にみる入会地の生涯」『農業総合研究』農林水産省農業総合研究所 31(3)
★1977.12黒田伝四郎『やまがた幕末史話』東北出版企画〔小説風、元は1967～1975年に『農業共済新聞やまがた版』の連載〕
○1977.12小山孫次郎『地方十万都市――ある初期の革新市政はなにを体験したか――』地方十万都市刊行会〔多数野党の中で研究者出身の革新市長が経験したことを率直に書いたもの〕
○1977・松村祝男「庄内平野における士族授産事業の展開とその地域的機能に関する一考察(都市の歴史地理)」『歴史地理学紀要』歴史地理学会 (通号 19)
○1977・菅野正「山形県庄内地方における適正小作料運動」『宮城教育大学紀要』宮城教育大学(通号 12)
●1977最上三郎『小説 ワッパ騒動顛末記』自費出版。小説だったら想像力をたくましくして何を書いてもよいのだろうか。
○1978・吉村仁作「庄内水稲単作地帯における地主制の形成過程」『福大（福島大）史学』26〔明治前半期の土地集積過程。矢馳の木村家が分析対象〕
●1978山形県『山形県史 資料編19 近現代史料 １』「ワッパ騒動」pp.1031-1117。
★1979.3立石友男「藩制時代における庄内砂丘の砂防植栽（Ⅲ）――酒田本間家の事例的研究――『研究紀要（地理）14（日本大学文理学部自然科学研究所）』1979〔明治以降に藩制時代の偉業に対する過大評価がなされてきたことを指摘している。本間家の植栽は独自の過程をたどった。広大な谷地に地上権を設定するためにとられた方便としての植栽。「松林銘」は本間家の植栽地であることを誇示。砂丘植栽は本間家の自発的意図ではなく実施せざるを得なかったもの。〕
○1979.4春日儀夫『目で見る鶴岡の歴史』鶴岡書店
○1979.10佐藤昌明「ワッパ事件の研究――東北農民の維新史――」『流動』〔佐藤誠朗本が出る前の段階での論文。東北大学文学部史学科の「優秀論文」。1.状況―酒井家と本間家と西郷隆盛、2.事件（①天狗騒動、②松ヶ岡開墾事業、③ワッパ騒動、3.総括。）〕
●1979.12深谷徳次郎「徴税請負的制度論の再検討」『宇都宮大学教育学部紀要』第1部 (通号 29)、pp.91-107。新政府の石代納（正米納ではなく金での納税）許可の現実を明らかにしたもの、酒田県も事例に挙がっている。合わせてワッパ騒動側が示した「石代会社」が許可されなかった背景と考えられる事情についても整理している。
○1979.11岩本由輝「本間家の経営哲学とその展開 上」『エコノミスト』57（45）1979311.6〔（以下は、小見出し）不明な点多い富豪、ゴムまりのごとく、倉庫、金融も兼営、宗家と分家で分業、小作人には宥和政策、国家統制で後退へ〕
○1979.12富樫昭次『故国を指して幾百里 ある満洲開拓孤児の記録』東北出版企画
●1979伊豆田忠悦編著『郷土史事典 山形県』昌平社。「長期闘争のすえワッパ一揆勝利」pp.175-177は井川一良の執筆による。
○1980.3立石友男「庄内地方における地租改正と官林・国有林の形成」『徳川林政史研究所研究紀要』徳川黎明会(通号 昭和54年度)
○1980.3前川和彦『醜聞 ある地方財閥の崩壊』光風社出版〔本間家をモデルとする小説、丹念に資料を集めて書かれたと思われる〕
○1980.6若松多八郎『なんじゃもんじゃ――江戸時代の自然と産物をさぐる――』エビスヤ書店〔庄内のクロマツや柿、紅花等〕
●1980.6大泉散士『庄内おもしろ話』阿部久書店、pp.14-15に30万両問題がワッパ事件の始まりと記してある（1990.12『庄内よもやま話』pp.75-76と同文）。
○1980.8満洲開拓史復刊委員会『満洲開拓史（増補再版）』（復刊原本は1966年、満洲開拓史刊行会編）
○1980.8山形県国民教育研究所『谷間に輝く星――斎藤秀一――』山形県国民教育研究所〔その後、佐藤治助氏の『吹雪く野づらに』が出版された〕
○1980.9須藤儀門『砂防林物語』私家版か？
○1980.11竹内丑松『夜明けをめざして わがたたかいの回想』
●1980日塔哲之「ワッパ騒動と三島県政―初期三島県政をめぐって―」『山形県教職員学術及び教育研究発表要旨』、pp.11-12。
○1981・吉村仁作「解体期庄内藩の土地政策と土地問題」『歴史（東北史学会）』56
○1981.2鶴岡市『ワッパ騒動史料 上巻（荘内史料集17）』鶴岡市
●1981.3歴史教育者協議会編『おはなし歴史風土記6 山形県』岩崎書店。「わっぱいっぱい銭かえせ」pp.46-53。
○1981.6大泉散士『私の鶴岡地図』阿部久書店
○1981.7吉村仁作「解体期庄内藩の土地政策と土地問題」『歴史』東北史学会(通号 56)
★1981.10佐藤誠朗『ワッパ騒動と自由民権』校倉書房
○1981.12工藤定雄編集『酒田市史史料篇 第八集 社会篇』〔ワッパ騒動史料、自由民権運動史料〕
○1982.2鶴岡市『ワッパ騒動史料 下巻』鶴岡市
○1982.3満洲開拓親子地蔵尊奉賛会『満州開拓親子地蔵尊』
○1982.5日塔哲之「ワッパ騒動と自由民権」（『山形県の自由民権運動』遠藤書店：山形県自由民権百年のつどい実行委員会編に所収）pp.19-46。
○1982.5佐藤誠朗「森藤右衛門の思想と行動について」（『山形県の自由民権運動』遠藤書店：山形県自由民権百年のつどい実行委員会編に所収）。
○1982.5日塔哲之・三春伊佐夫・石島庸男「自由民権運動山形県関係文献目録」（『山形県の自由民権運動』遠藤書店：山形県自由民権百年のつどい実行委員会編に所収）pp.164-167。出版時点での参考文献が多数紹介されている。
○1982.5佐藤孝「山形県下演説会・討論会一覧」「山形県自由民権運動関係年表」（『山形県の自由民権運動』遠藤書店：山形県自由民権百年のつどい実行委員会編に所収）。ワッパ騒動後の森藤右衛門の動きがわかる。
★1982.6斎藤正一「庄内藩の天保飢饉と藩の対応」『歴史』（東北史学会）58
○1982.8.1早瀬利之「本間家の抗争 人呼んで酒田のフォークランド紛争」『諸君！』文芸春秋社
○1982.8坂本守正『酒井玄蕃の明治』荘内人物史研究会
○1982.9堀口健治・白川修司「庄内平野における水利の展開と地主制－2－大町溝区域における明治期の水利組織とその再編過程」『東京農業大学農学集報』東京農業大学 27(1)
★1982・山崎吉雄「本間家と農地改革」『経済貿易研究（神奈川大学経済貿易研究所）』10〔山形県農地改革史に本間家を割愛した理由〕
●1982伊豆田忠悦編『郷土史事典・山形県』昌平社「長期闘争のすえワッパ一揆勝利」pp.175-177。井川一良の執筆による。
●1982『新山形風土記１ 山形県の歴史と風土』創土社、「天狗騒動からワッパ騒動へ」pp.144-145。ごくごく簡単。
○1983.3松村祝男「産業資本確立期を中心とした庄内松岡製糸所の地域的機能について(近代の歴史地理)」『歴史地理学紀要』歴史地理学会(通号 25)
●1983.5伊藤伸也「ワッパ騒動の教育要求―その自覚化の過程を追って―」（論評：日塔哲之と堀浩太郎）『日本教育史研究』第２号、pp.186-219。
○1983.10真壁仁『百姓の系譜』東北出版企画〔庄内の佐藤藤蔵、佐藤太郎右衛門、松本十郎、酒井調良ら〕
★1984.2菅野正・田原音和・細谷昂『東北農民の思想と行動――庄内農村の研究』御茶の水書房
○書評：1986.1安田常雄「「東北農民の思想と行動--庄内農村の研究」菅野正,田原音和,細谷昂」『歴史学研究』歴史学研究会(通号 550)
○書評：1986.4田崎宣義「「東北農民の思想と行動--庄内農村の研究」菅野正,田原音和,細谷昂」『土地制度史學』土地制度史学会 28(3)
○1984.3山形県『山形県史 第4巻 近現代編上』山形県
○1984.3堀口健治・白川修司「庄内平野における水利の展開と地主制－3－明治期における水利組織の主導層と水利事業の推移」『東京農業大学農学集報』東京農業大学28(4)
○1984.6真壁仁『野の自叙伝』民衆社〔米穀検査員をしていたため山居倉庫についても書かれている〕
○1984.10及川四郎・柏倉亮吉・山崎吉雄『増補改訂版 山形県農地改革史』不二出版復刻（1953.3山形県農地改革課）
★1984.12佐藤三郎『酒田の歴史』東洋書院
○1984・吉村仁作「国有林引戻・払下運動と山論」『福大史学』37
○1985.3大場正巳『本間家の俵田渡口米制の実証分析 地代形態の推転』〔難解！〕
○書評：1986.1菅野則子「書評 大場正巳『本間家の俵田渡口米制の実証分析』」『日本歴史（日本歴史学会）』457
○書評：1986.9本間勝喜「近世庄内における小作人取分について――大場正巳『本間家の俵田渡口米制の実証分析』をめぐって――」『歴史（東北史学会）』66
○書評：1986安孫子鱗「書評 大場正巳『本間家の俵田渡口米制の実証分析』」『土地制度史学』110
○1985.8岩本由輝『山形県の百年（県民の100年史シリーズ）』山川出版社
●1985 William W. Kelly: Deference and Defiance in Nineteenth-century Japan（19世紀日本における服従と反抗）、Princeton University Press、322頁。6がInitiative and Inertia: The Second Sakata Prefecture（pp.155-172）、7がCash Taxes, Suppressed Reforms, and Falsified Expenditures（pp.173-204）、8がFrom the Headmen’s Compounds to the Council of State（pp.205-229）、9がThe Government Responds: The Numa Hearings and the Kojima Court（pp.230-260）、10がAftermath（pp.261-283）である。まだチラ読みのみ。
○1986.1菅原兵治全集刊行会編『菅原兵治全集』第一巻、菅原兵治全集刊行会発行
○1986.8菅原兵治全集刊行会編『菅原兵治全集』第二巻、菅原兵治全集刊行会発行
○1986.10富樫義雄その生涯と思い出刊行会『富樫義雄その生涯と思い出』富樫義雄その生涯と思い出刊行会
○1986伊藤勇「農民意識の現況とその特徴--営農・生活・生きがい（山形県庄内地方の事例）」『福井大学教育学部紀要 第3部 社会科学』(通号 36)
★1986.2荒井武編『近代学校成立過程の研究』御茶の水書房〔第Ⅱ部の第一章は佐藤幹男「山形県庄内地方における「近代的」中等教育機関の設立過程」、第二章は田原音和「明治前期庄内地方の社会変動と中学校の創設」〕
●1986.2-1991.6田原音和「「ワッパ騒動」と農民」（1）～（72）『荘内日報』の「庄内の村と人びと」連載、1986年2月2日～1991年6月22日、切抜帳が鶴図にある。新聞の連載であり、読みやすいが、残念ながら沼間来庄段階までで終わっている（田原氏は1992年4月逝去）。
●1986.3熊谷開作「ワッパ騒動の民事訴訟」『龍谷法学』第18巻第4号（通巻64号）pp.1-23。何段階かの訴訟の経過をわかりやすく説明した上で、「他人も自分も不当と認めるようなものは慣習ではなく悪弊である」という論理などを指摘している。
○1986.11庄内人名辞典刊行会『新編庄内人名辞典』庄内人名辞典刊行会
○1987.2鵜渡川原軍友会『鵜渡川原軍友誌と郷土の歴史』鵜渡川原軍友会
○1987.3菅原兵治全集刊行会編『菅原兵治全集』第三巻、菅原兵治全集刊行会発行
★1987.8斎藤正一「天保国替反対一揆」『新庄内』第7号、庄内の活性化をはかる会〔天保義民研究史〕
○1987.8佐藤三郎『庄内藩事件史』本の会〔元は1979.4～1979.8『山形新聞』（夕刊、庄内版）連載〕
○1987.8本間祐介『本間祐介遺稿 無為庵覚書』みちのく豆本の会〔本間家関係者から見た農地解放〕
○1987.9山形放送編集『わが青春のやまがた』〔ラジオ放送をまとめたもの〕
○1987.12菅原兵治全集刊行会編『菅原兵治全集』第四巻、菅原兵治全集刊行会発行
●1987佐藤誠朗『温海町史中巻』、「第二章ワッパ騒動と温海」がpp.15-319。ワッパ騒動への参加に関わって、本村（小国村）と枝村である峠野山との対立（pp.244-254）が興味深い。
○1988.3武山省三『松ヶ岡開墾百年の歩み』丕顕会
○1988.8菅原兵治『菅原兵治全集 第五巻』菅原兵治全集刊行会〔全５巻の全集完結編、菅原兵治の年譜や著作年表もある〕
○1988.10佐高信『日本の権力人脈』〔1988.10は原著の発行年月、新潮文庫は1993.4、現代教養文庫は2001.12、佐高氏の安岡正篤評、酒田北港問題〕
★1989.3西田尚紀『酒田の医者の本間様』本の会〔本間家の家督相続問題を扱ったもの〕
○1989.6高橋義順『山居倉庫の創業と転換』丕顕会
○1989.7東山昭子『庄内の風土・人と文学』東北出版企画〔この本で庄内史を扱ったWilliam KellyのDeference and Defiance in Nineteenth Century Japanという文献の存在を知った。〕
○1989.8刊行会『米よ組合よ故郷よ 山木武夫翁の生涯』刊行会（代表山木恭一）
○1990.8佐藤忠夫『家庭行事暦 西浜山植林の祖佐藤藤蔵重好家』みちのく豆本の会〔植林者に対する顕彰の歴史の一環がわかる〕
○1990.8大和郷土史編集委員会『大和郷土史』
○1990.10.23相田武男「酒田の本間家の本間物産が倒産して」『アエラ』
○1990.10.25「「日本一の大地主」本間家直系の安売り屋「倒産」」『週刊新潮』35-41(1781)
○1990.10石堂秀夫『明治秘史 不敬罪"天皇ごっこ"』三一書房〔酒田の相馬屋事件を扱った小説〕
★1990.10斎藤正一『庄内藩』吉川弘文館
●1990.12大泉散士『庄内よもやま話』阿部久書店、pp.75-76に30万両問題がワッパ事件の始まりと記してある（1980.6『庄内おもしろ話』pp.15-16と同文）。
○1990.12大泉散士『庄内よもやま話』阿部久書店
○1991.10「街ぐるみ「セゾン」化図る堤清二の野望 「本間家」再建に隠された、逆転の「深謀遠慮」」『ビッグエー』
○1991.9山本茂『地方王国の盛衰』プレジデント社〔「酒田本間家 虫食いリンゴにされた旧家の悲劇の終幕」が入っている〕
○1991.12山形県教育委員会『山形県教育史 通史編 上巻』
○1992.9阿部五郎・後藤太刀味『探索・近代山形の社会主義運動』あづまプリント〔庄内の運動も記載〕
○1992.10佐藤治助『心にのこる庄内語』鶴岡書店〔庄内方言の話だけではない〕
★1992.12佐藤幸夫『庄内御料百姓一揆 大山騒動史――余目郷名主の記録より――』大山騒動史刊行会〔大山騒動については現在のところ、これが決定版ではなかろうか〕
○1992.12落野目五百年史編集委員会『五百年のあゆみ 落野目村史』落野目五百年史編集委員会
★1994.4大瀬欽哉・斎藤正一・佐藤誠朗・阿部博行『山形県立鶴岡南高等学校百年史』山形県立鶴岡南高等学校鶴翔同窓会
○1994.10佐藤治助『続 心にのこる庄内語』鶴岡書店〔庄内方言の話だけではない〕
○1994.12佐藤亮子『んだ 豚だ！ コメを捨てた男――平田牧場主 新田嘉一』協同図書サービス〔本間誠、小山孫次郎といった意外な（？）人脈が出てくる〕
○1994.12亀ヶ崎史編集委員会編『亀ヶ崎史』山形県酒田市亀ヶ崎農家区発行
○1995.3柳洋子『士族・生活挑戦の社会史 近代化の検証、庄内・松ヶ岡』あさま童風社〔御家禄派の言い分だけを読み聞いて書かれた本〕
○1995.3酒田市『酒田市史 改訂版 下巻』酒田市〔明治初年の騒動、ワッパ騒動の森藤右衛門、光ヶ丘改称等々〕
★1995.3「池田正之輔」刊行委員会『反骨の政治家 池田正之輔』「池田正之輔」刊行委員会
★1995.8鈴木旭『本間光丘 人を活かし金を活かす本間流ビジネスマインド』ダイヤモンド社
○1995.9中山清「「近世庄内地主の生成」阿部英樹」『社会経済史学』社会経済史学会61(3)
○1995.10佐藤誠朗『静かに雪の下に還るまで 佐藤誠朗遺稿集』佐藤恵子
○1995.11佐藤幸夫『眉を横たえて 私の半生記』
★1996.2森武麿・大門正克編著『地域における戦時と戦後 庄内地方の農村・都市・社会運動』日本経済評論社〔庄内の東亜連盟活動を中心テーマとする実証的研究、御家禄派による荘内松柏会のイデオロギーの変遷について解明、1987年から7年間鶴岡に通って研究した成果〕
○書評：1997.10小松彰・高橋正人・今野誠「森武麿・大門正克編著『地域における戦時と戦後--庄内地方の農村・都市・社会運動』」『新潟史学』新潟史学会(通号 39)
○書評：1997.10岡田知弘「森武麿・大門正克編著『地域における戦時と戦後--庄内地方の農村・都市・社会運動』」『日本史研究』日本史研究会(通号 422)
○1996.3余目町郷土史研究会『ものがたり余目誌 上巻』余目町郷土史研究会
○1996.10犬塚又太郎『閑鴎 犬塚又太郎先生遺稿集』「閑鴎 犬塚又太郎先生遺稿集」刊行会
★1996.12安岡正篤『安岡正篤先生講演集』財団法人東北振興研修所
○1996.1手打明敏「近代日本農村における農事改良と農民の学習(2)山形県庄内地方における稲作改良を事例として」『筑波大学教育学系論集』筑波大学教育学系20(2)
○1996.1童門冬二『江戸商人の経済学』丸善〔本間光丘について書いた童門氏の商人観〕
○1996.5井上光貞・永原慶二・児玉幸多・大久保利謙編『日本歴史大系９（普及版）幕藩体制の成立と構造（下）』山川出版社〔近世の土地の売買は実質上認められていたことを学んだ本〕
○1996.10佐藤三郎『酒田よもやま話 上』コミュニティ新聞社〔池田正之輔の光丘神社建設反対運動、近現代の本間家など〕
○1997.3武田共治「封建勢力と農本主義--庄内教学思想の展開を通して」『文化紀要』弘前大学教養部(通号 45)〔菅原兵治の庄内学について詳しい。武田共治『日本農本主義の構造』1999は未読〕
○1997.3大鎌邦雄「「地域における戦時と戦後--庄内地方の農村・都市・社会運動」森武麿・大門正克編著」『社会経済史学』社会経済史学会62(6)
★1997.3高橋義順『山居倉庫と庄内米』庄内倉庫株式会社〔山居倉庫や荘内松柏会、北斗会等について、御家禄派の立場〕
○1997.7佐藤治助『吹雪く野づらに――エスペランティスト斎藤秀一の生涯――』鶴岡書店〔櫛引（現鶴岡市）の社会運動家〕
○1997.8余目町郷土史研究会『ものがたり余目誌 下巻』余目町郷土史研究会
○1997.9佐藤三郎『酒田よもやま話 下』
○1997・手打明敏「近代日本農村における農民の学習活動--明治後期,山形県庄内地方の農事改良を事例として」『日本生涯教育学会年報』日本生涯教育学会(18)
○1997瀬尾邦雄「庄内藩学における徂徠学の影響とその変化について」『斯文』（斯文会）106
○1997.7小林一穂「東北社会における農業・農村の変容と展開--山形県庄内地方の事例をもとに (特集「世紀転換期と東北社会」)」『社会学年報』東北社会学会(通号 26)
○1997.9読売新聞社山形支局『証言・やまがた戦後史』東北出版企画〔本間家の小作人についても記述あり〕
○1998.3加藤光一「東北庄内地方におけるムラの農地改革--いわゆる「旧北平田村農地改革」の再検討」『北海学園大学経済論集』北海学園大学経済学会45(4)
○1998.7畠山義郎『松に聞け 海岸砂防林の話』日本経済評論社
○1998.7コミュニティ新聞社『コミュニティしんぶん五百号の軌跡 われらかく戦えり』上巻、コミュニティ新聞社〔本間物産倒産についても若干書かれている〕
○1998.9コミュニティ新聞社『コミュニティしんぶん五百号の軌跡 われらかく戦えり』下巻、コミュニティ新聞社
○1998.9長谷川信夫『西郷先生と荘内』荘内南洲会、1998、66-25〔著者は安岡正篤、菅原兵治に師事、荘内松柏会に勤務していたこともある人。南洲会・南洲神社設立者。〕
○1998.12横山昭男・誉田慶信・伊藤清郎・渡辺信『山形県の歴史（県史6）』山川出版社〔通史としての基本文献〕
○1998・瀬尾邦雄「庄内藩学における徂徠学の影響とその変化について」『斯文』斯文会 (通号 106) 〔斯文会創立80周年記念入選論文〕
○1998・手打明敏「明治後期、農村青年の農事改良の取り組みと学習活動--山形県庄内地方の農事改良団体を事例として」『日本社会教育学会紀要』日本社会教育学会(通号 34)
○1999.3石堂秀夫『黎明の人 幕末をリードした本間郡兵衛の生涯』蝸牛社〔本間郡兵衛を主人公とする小説〕
○1999.3阿部英樹「近世後期の庄内藩領における年貢増徴策の実態と特質--「困窮与内米」制度を中心として」『史学研究』広島史学研究会(通号 223)
○1999.3沢新田連枝部落史編集委員会『沢新田・連枝部落史』
○1999.9武田共治『日本農本主義の構造』創風社
○1999.9高島真『特高Ｓの時代 山形県社会運動史のプロフィール』新風舎〔著者は黒田伝四郎のご子息、庄内の農民運動も出てくる〕
○1999.9童門冬二「本間光丘11 庄内藩の財政再建をたのまれる」『地方自治職員研修（全国自治研修協会）』32(9)
○1999.10童門冬二「本間光丘12庄内藩窮迫の原因」『地方自治職員研修（全国自治研修協会）』32(10)
○1999.11大野六弥『ドキュメントやまがた 迫真の山形県戦後史』みちのく書房
★1999.12佐藤幸夫『青鞍の淵に水は流れて 北楯大堰開削記』余目町郷土史研究会
○2000.1阿部順吉『畦道悠々』農村通信社
○2000.2田中哲『ワッパ騒動 鬼県令に立向った人々』共同出版〔小説〕
○2000.2永野由紀子「農村女性の自立化と「いえ」の変容--山形県庄内地方の専業的農家の事例」『愛媛大学法文学部論集 人文学科編』愛媛大学法文学部(通号8)
★2000.6渋谷隆一・森武麿・長谷部弘『資本主義の発展と地方財閥――荘内風間家の研究』現代史料出版会〔『金屋・風間創業二二〇年史』風間史料会も同じ内容である〕
○2000.7石川泰志『佐藤鐵太郎海軍中将伝』原書房〔庄内出身の軍人、庄内のすばらしさを進講したという話がある〕
○2000.8佐藤治助『暮しのなかの庄内語』鶴岡書店〔庄内方言の話だけではない〕
○2000.12真壁仁研究編集委員会編『真壁仁研究』第一号〔本間家と真壁、山居倉庫など〕
○2000・荒井明夫「1891(明治24)年「中学校令中改正」後の府県管理学校の性格に関する一考察--山形県庄内尋常中学校を事例として」『地方教育史研究』全国地方教育史学会(通号 21)
○2001.10水林彪・大津透・新田一郎・大藤修編『新体系日本史2 法社会史』山川出版社〔大商人の家法における「公」について（大藤）、無年季的質地請戻し慣行（大藤、高橋）、違警罪と「公益」など〕
★2001.8酒田青年会議所編集『本間光丘の思想に学ぶ 酒田に本間光丘あり 漫画で読む「公益の祖・本間光丘」』酒田青年会議所
○2002.2渡辺尚志・五味文彦編『新体系日本史３ 土地所有史』山川出版社〔近世と近代の土地所有の考え方〕
○2002・永野由紀子「現代の東北農村におけるイエと「家父長制」--山形県庄内地方の事例(特集 東北農村における家族と個人)」『社会学研究』東北社会学研究会(通号 71)
○2002.2山形県庄内総合支庁『庄内地域の事業実施方針』〔「公益を核とした地域づくりの推進」など〕
○2002.3小松隆二『公益の時代 市場原理を超えて』論創社
○2002.9御船達夫「大地主本間家の代家支配人住宅の特質に関する復元的研究」『日本建築学会計画系論文集（日本建築学会）』559〔遊佐町小松の志田家と土門家、手蔵田の荘司家〕
★2002.11佐藤幸夫『酒田県川南の天狗騒動 大庄屋打ちこわしは庄内藩の密命』余目町郷土史研究会〔明治初年の天狗騒動についてかなりのところまで解明されているという印象を持った〕
○2002.12佐藤治助『自由民権の先駆者 森藤右衛門』鶴岡書店
○2002.12武田共治（共同研究代表者）「戦前期の山形県庄内地方における農本主義運動に関する実証的研究（科研費報告書）」
○2003.6小松隆二『公益とまちづくり文化 「公益の故郷」山形から』慶應義塾大学出版会
★2003.7童門冬二『「本間さま」の経済再生の法則 欲を捨てよ、利益はおのずとついてくる』ＰＨＰ研究所
●2003.8大瀬振編著『吹雪を迎えて 大瀬欽哉遺稿集』大瀬振発行、546頁。大瀬欽哉「『鶴岡市史』の編纂を終えて」（『山形県地域史研究協議会会報』第一号、1977.3より）pp.380-383に、70万両献金とワッパ騒動の関係について、献金関係史料が焼却され、史料が乏しいことにより「種々の誤りが伝えられ、七十万両献金問題と次いで起こった「ワッパ騒動」とを混同した著述の出た所以のように思われる」とある。
○2004.3「公益のふるさと 庄内」特集『ＴＡＰタップ』3号、ぶどうの木出版
○2004.6小松隆二『公益とは何か』論創社
★2004.12黒田伝四郎編（高島真平易文訳）『庄内転封一揆乃解剖』鶴岡書店、元本は1939年。
★2004.12佐藤幸夫『『庄内転封一揆乃解剖』その出版の背景――「天保義民」の史実が語る真相』鶴岡書店
○2005.2高島真『雲井龍雄庄内藩探索紀行』無明舎出版
○2005.6佐藤玄祐『聞き書き・昭和の櫛引の人びと 歯がみして生きて』鶴岡書店〔櫛引は現鶴岡市〕
○2005.6高橋義夫『足軽目付犯科帳』中央公論社（中公新書）
○2005.9阿部博行『石原莞爾 生涯とその時代（上）（下）』法政大学出版局
○2006.1板垣昭一『北辰軸 小説北海道開拓の雄松本十郎』鶴岡書店〔根室の判官時代が中心〕
○2006.2小野榮『米沢藩（シリーズ藩物語）』現代書館〔本間家と森平右衛門の関係〕
○2006.3須藤良弘『先人を識り、明日を学ぶ 酒田・飽海地方の学ぶべき先達たち』酒田法人会青年部会〔「公益」という言葉を使わずに61名の人物の生涯や業績を紹介した本〕
○2006.3小田部雄次『華族 近代日本貴族の虚像と実像』中央公論社（中公新書）〔酒井伯爵家の庄内居住関係〕
○2007.1佐藤愛「満洲農業移民研究～山形県農業移民を中心に～」（新潟大学卒業論文）
○2007.3小松隆二『公益の種を蒔いた人びと 「公益の故郷・庄内」の偉人たち』東北出版企画
○2007.3公益実践活動支援冊子編集委員会『公益のふるさと 庄内（合冊）』山形県庄内総合支庁総務企画部企画振興課
○2007.3池田勇作『魂の道標へ――池田勇作と郁の軌跡』池田道正発行〔戦争中獄死・病死した庄内出身の社会運動者の小説など〕
○2007.4佐高信『西郷隆盛伝説』角川学芸出版
○2007.4小竹輝弥『野党を貫いて32年 小竹輝弥回顧録』東北出版企画
○2007.6三原容子「公益考（二）――庄内地域史の取扱いについて――」『東北公益文科大学総合研究論集』第12号
●2008.6佐々木金三「ある酒田県官員の明治維新―池田悌三郎賚のことども」『方寸』第12号、pp.97-109。「三、ワッパ事件と池田賚」で県官として取調を受けた池田を中心に述べている。
○2008.6三原容子「公益考（三）――公益に関する題材の検討――」『東北公益文科大学総合研究論集』第14号
○2009.9本間勝喜『庄内藩（シリーズ藩物語）』現代書館
○2009.12三原容子「ワッパ騒動研究史」『東北公益文科大学総合研究論集』第17号
○2010.7三原容子「山形県庄内地方の産業組合運動と満州移民送出運動の思想―皇国農民団を中心に―」『東北公益文科大学総合研究論集』第18号
雑誌
○『ほしばる』 20号は2007.6、22号は2007.10
○『餘戸（あまりべ）』余目町郷土史研究会、第２号は2006.3
○『大泉史苑』第2号は1981.10
○『方寸』第1号は1966.6、第12号は2008.6
