Blue Murder

 「ブルー・マーダー(Blue Murder)」は、天才ギタリスト、ジョン・サイクスのバンドである。1970年代後半、彼は、「コロシアムU」時代の「ゲイリー・ムーア」を見て、ミュージシャンになることを決意。1982年には、「シン・リジィ」へ加入、スタジオアルバム「サンダー・アンド・ライトニング」を発表するが、翌年、「シン・リジィ」は解散する。そして、1983年、「ホワイトスネイク」に加入、「スライド・イット・イン」をアメリカ向けにリミックス、大好評を得る。また、1985年には、「白蛇の紋章」を発表、驚異的なセールスを記録した。
 1989年、過去のゴタゴタを一掃、「ブルー・マーダー」をリリース、1993年には2st「ナッシング・バット・トラブル」を発表した。その後、マーキュリーへ移籍、1995年、バンド名を「サイクス」に変更、「アウト・オブ・ツリー」、続いて、1997年、「20thセンチュリー」、2000年には、「ニュークリア・カウボーイ」をリリースしている。
 彼のギタープレーのスタイルは、「シン・リジィ」時代、「ホワイトスネイク」時代の影を落としているものの、ブルースをベースに、ファンキーなものである。さらに、「Sykes」とバンド名を変更した後のアルバムは、ものの見事にHMファンの期待を裏切っていて、ヘビーメタルとは異なるアプローチで多彩な音楽にチャレンジしている。
オフィシャルサイト http://www.johnsykes.com
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アルバム名 
お勧め度  ★★★★★
好きな曲  「Riot」、「Sex Child」、「Out Of Love」、「Black Harted Woman」
 ブルー・マーダー結成第1弾、ミドルナンバーで始まる「Riot」、彼の余裕さえ感じられる。私のお気に入りは、アコースティックナンバー、「Jelly Roll」と、ラストナンバー、「Black Harted Woman」。バラード「Out Of Love」も感動の名曲だ。HM界の名盤。
アルバム名 Nothin' But Trouble
お勧め度  ★★★★★
好きな曲  「We All Fall Down」、「Cry For Love」、「Dance」、「Love Child」
 4年余りの歳月を経て、「ブルー・マーダー」の名前が聞かれなくなっての2stアルバム。それにしても、1曲目のノリノリナンバー、「We All Fall Down」の仕上がりは完璧。過去のゴタゴタを吹き飛ばす出来映えに感動。この曲は、彼の最高傑作だと思う。「Cry For Love」もヘヴィで良い。前作に比べ、バラエティに富んだアルバム。これまた傑作。
アルバム名 Out Of My Tree
お勧め度  ★★★
好きな曲  「Soul Stealer」、「Black Days」、「Jesus & Mary」、「Do Or Die」
 正当派HMアルバムとは全く向きが異なっているため、人によってはあまりお勧めできない。でも、ジョン・サイクスのやりたい音楽がぎっしり詰まっている事は確か。決して駄作ではない。良い意味でも、悪い意味でも、見事、ファンキーなスタイルに変貌している。個人的には、「Black Days」がお気に入り。