エンジン改造編−8
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バルブタイミングの測定】

1:トップの状態でカムスプロケットを,◯マークが真上になるよう取り付けます


2:タペットクリアランスを規定値(5/100)に調整します(これ重要).


3:ダイヤルゲージを写真のように取り付けます.

  ・バルブリテーナーの上面に測定子をのせますが,リテーナーには平面が狭い

   ものもありますので,なるべく平面に近いところで,バルブステムに平行に

   なるようセットします(目盛りがリフト値以上回ったところで固定する)

  ・ロッカーアームが動いた時に,測定子に干渉しないよう位置を決めます.

  ・圧縮トップを確認して,ダイヤルゲージの「0」を合わせます.


4:トップの状態で全円分度器をACGアウターに貼り付け,先を尖らせた針金の先

  を分度器の「0」に合わせます.


5:ACGアウターを左回転しながらバルブタイミングを計測します.

  ・最初はIN側から始めます(私はIN/EX,同時に両方やりますが,慣れないう

   ちはINから始めた方がやりやすいかと)

  ・IN側のダイヤルゲージを見ながら,ダイヤルが1回転(1mmリフト)した

   時の角度を記録します(IN_OPEN BTDC(上死点前))

  ・続けて左回転しながら最大リフト量を確認し記録します.

  ・   〃      残り1mmリフト地点を記録します

                   (IN_CLOSE   ABDC(下死点後))

  ・次に,EX側を同要領で計測します

   最初がEX_OPEN  BBDC(下死点前),次にEX_CLOSE  ATDC(上死点後)


  必ず左回転のみで計測します.行き過ぎてしまっても戻ることはせず,あと

   2回転して測りなおします(カムチェーンの遊び分,測定値が狂うため)


6:最後にロブセンター(*1)を計算します.IN側がEX側と同等か,若干小さけ

  ればバルブタイミングは問題ありません(少しの逆転でも問題なし).


 *1:https://yoshimura-jp.com/special/4st-mini/pdf/valve-timing.pdf を参照