エンジン改造編−2
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今のバランス率を確認する】

1:バランス率は計算式: K=Mw-Mr/Mp×100(%)で求められますが,カウン

  ターウェイト上の重心位置なんてスタティックでは解るわけもなく,置換質量

  も算出できません(また,重心はクランクピンの丁度反対側にはありません)

  なので私は単純に自分で決めた位置の実測値のモーメントの割合でバランス率

  としています(いい加減ですねww)

  要は削る際の参考とできればいいので,絶対値ではないことをご了承ください


2:最初にピストンAssyの重量とコンロッド上部2/3の合計重量を計量します.

  これに回転半径(ストロークの半分)を掛けたものを往復側アンバランスモー

  メントとします(g・mm) (写真①)


3:次に,クランクピン位置のウェブ上に図のように重りを乗せジャーナル中心と

  クランクピン中心とコンロッド小端の中心が一直線になるところを探します.

  丁度釣り合ったら,重りを外して計量した結果と取り付けた位置の半径を掛け

  て回転側アンバランスモーメントとします(g・mm) (写真②,③)


4:で,回転側を往復側で割って100を掛けたものをスタティックバランス率と

  呼んでいます(当たらずとも遠からずでしょ?ww)

ジャーナル中心とクランクピン中心を通る直線上のウェブ外周に図のようにガムテープで止め

たタコ糸で吊るしたフックに重りを乗せていく

(回転側アンバランスモーメント計測)

左図のように,コンロッドが水平になるように

重りを調整できたら,ガムテープも含めた全部

の重さを計量する

左図のように,コンロッドを水平にした状態で

ピストンAssyも含め重量を計量する.クラン

クは回らないようマグネットで固定しておく.

(往復側アンバランスモーメント計測)

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