2002.8.31 Brigantine NWR & Run Point|
8月の下旬になってからだと思います。
いつもの通りRBAを見ていると、
コモンシギの情報が増えているのに気付きました。
コモンシギといえば、日本では超珍しいシギで、
私はまだ見たことがありませんでした。
そしてちょうど良さそうな場所がありました。 Brigantine (Edwin B. Forsythe) NWRです。 元々の名前はEdwin B. Forsythe NWRだったものが最近Brigantine NWRに変り、 ウォッチャーにはEdwin B. Forsytheの方が馴染みらしいです。 思い起こせば、 Brielleでアメリカオオハシシギを見たのがシギ・チドリの始まりでした。 そこから北へ向かってSandy Hook、 南へ向かってIsland Beach SPまで探索しました。 今回の場所は、最南端のCape Mayと前回紹介した Island Beach SPの間の未探検ゾーンの中心になります。 ちなみに、Brigantine (Edwin B. Forsythe) NWRの 近くのアトランティックシティは、NJ最大のカジノの街で、 ミス・ユニバース、アメリカ大会の決勝の地としても有名です (開始はラスベガス)。
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| メリケンアジサシの冬羽(8月〜翌2月)です。 結局のところ海の近くなのでアジサシ類やカモメなども結構いました。 白い体に黒い目のパンダ模様は、ぱっと見、ハシブトアジサシのようですが、 ハシブトアジサシよりも黒い部分が大きいです。 体長は一回り小さいです。 (CHINO) |
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Brigantine NWRは広大な湿地ですが、ほとんど乾燥したエリアと
池のようなエリアからなり、それぞれを観察用の道路が四角く一周しています。
乾燥エリアでは、道路と平行して掘られた水路の岸にヒレアシトウネンなどがいました。 広大な乾燥エリアにレンゲのようなピンクの花が咲いていました。 その中にカナダガンの一家が降りていました. コモンシギはこのような草地にいるのでしょうか? ちょっと独力で探すには広すぎです。 草もかなり伸びていて背の低いシギはまったく見えません(涙) (CHINO) |
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観察用の道路を半ばまで歩いて戻ってくると、上空にトキのスタイルの黒い陰を発見しました。
双眼鏡で追うと、公園入り口近くまで戻たところの池に降りました。
池には、一羽だけでなく何十と言う群れがいました。
少し曇っていたせいか冬羽になっていたせいか、地味っぽくてあまり感動がありません(笑)
メキシコ湾岸東部〜フロリダ〜大西洋岸南部で留鳥、
夏は大西洋岸で少し北に行き、NJ南部では海岸部で夏鳥です。
前年春のCape Mayにもいました。 ブロンズトキは、南米を除く世界中の熱帯地方に分布し、 2002年に沖縄でも観察されています。 一部ではカゴヌケとも言われていますが、 アメリカでは夏鳥として東海岸を北上することを考えると野生の可能性も十分ありそうです。 一応、掲載種に加えさせていただきます。 521種目です。 (CHINO) |
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| Brigantine NWRからアトランティックシティ見物に行ったところ、 町外れに内湾と大西洋の連絡水路(inlet)をまたぐ大きな橋がかかっていました。 対岸に良い感じの海岸があったので(Run Point)、鳥を探しに行きました。 結構風が強くなってきて、ブッシュの影に風をよけてお馴染みのミズカキチドリの大群が休んでいました。 写真で2〜3羽混ざっているのはヒレアシトウネンです。 (CHINO) |
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| ミズカキチドリの近くにはヒレアシトウネンの大群もいました。 白いおなかと黒っぽいぶちぶちの背中が特徴的です。 (CHINO) |
| もう1ページあります。狙いのコモンシギには会えませんでしたが、 予想外の1羽がいました。(CHINO) |