補助シリーズ ニュージャージーの野鳥

2002.5.16-17 Cape May Part2

  前回に引き続き,NJ最高のバーディングポイント 春のケープメイをご紹介します.

  初日は森の夏鳥〜カブトガニの産卵〜ケープメイ西岸のシギチという具合にケープメイ(岬?)を南下しました. 宿泊はケープメイ(市)の中心街のホテルを予約してましたが, チェックインまでには少し時間があったので, 中心街の少し手前にあるFarm "The Beanery"に寄ることにしました.

【Farm "The Beanery"】
  ここはNJオーデュボン協会が買い上げた(?) 土地で,いくつかの浅い池のある湿地と森,草地などからなるエリアです. 名前にFarmと付けられているのは 元々農地だったからでしょうか?(ちゃんと調べなさいって?>パンフレットが英語なんですもの(汗)).

  ここもなかなか良いところで,湿地に生えた木々ではヒタキ系の小鳥が, 小さい虫を食べていたり,上空にはヒメコンドルが飛んだりしていました. ただ,写真はあまり撮れませんでした.

  ケープメイの中心道路Lafayette Street(南北に走る), その西側のSeashore Road, 更に西のBay Shore Roadと3つの平行した道路がありますが, のうち一番西側のBay Shore Roadと 東西に走るStimpsonLaneのT字路から少し南へ行った右側(西側)に50m四方の空き地があります. そこが駐車場で,中央奥が入り口になります. 案内板があるだけで,特に管理事務所のようなものはありません. 整備された遊歩道がないので,マニア向けの場所です(笑)

No.060 メキシコマシコ:(Carpodacus mexicanus
英名:House Finch
  朝一でチェックによったホークウォッチのプラットホーム. 特に近くで撮影する鳥も見当たらず帰ろうかとしていると, 横から赤い鳥が飛んできて, 目の前の茂みでさえずり始めた. メキシコマシコの雄を発見. さえずりはカワラヒワに似ています. (CHINO)

No.083 ムラサキツバメ:(Progne subis
英名:Purple Martin
  少し郊外に行くと,色々なところでムラサキツバメの巣箱を見ることが出来ます. 庭や公園の広場に3mくらいの柱が建っており, その先端に集合住宅のような,穴が幾つも開けられたオモチャのような巣箱が据え付けられています. 豪邸風のものや陶器風のもなどいろいろあります. まさかホントに巣作りするとは見るまで信じられませんでした.
  彼らは,アメリカ東半分で普通の夏鳥です. 右側の濃いムラサキのがオスです. NJではケープメイでしか見られませんでしたが, 実は近所にもいたのかも. (CHINO)

No.054 ヒメコンドル:(Cathartes aura
英名:Turkey Vulture
  ヒメコンドルはどこでも見かけましたが, まともに撮れずに終わってしまいました. マニュアルフォーカスで飛んでいる鳥を撮るのは難しいです. 半分だけ,なんとか翼の白黒パターンが写ってますね. あとですね,七面鳥風のピンクの頭もちらっと写っているのが分かりますでしょうか? (CHINO)

No.084 チュウシャクシギ:(Numenius phaeopus
英名:Whimbrel
  日本では内陸でも海辺でもおなじみのシギですが, こちらでは,この時まで見ませんでした. 場所は,大湿地を横断する道路のポイントNummy Islandで, ここは道路際がら左右一面鳥が探せる数少ないポイントの一つです. アメリカでは西海岸南部で普通の冬鳥ですが, 東海岸中〜北部では少な目の旅鳥のようです. アメリカのものは亜種でハドソンチュウシャクシギというそうです. 図鑑には背から腰が白くないとありますが, 見てくるのを忘れました. (CHINO)

  初日のケープメイ西岸に続きまして, 東岸(大西洋岸の)水辺に舞台を移しましょう!

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