Reeds Beachのプラットホームで
ビーチを一通り観察し終えると写真を撮りたくなってきますが,
そこからでは波打ち際までいまいち遠くて写真には良くありません.
すぐ右側はBidwellクリークの河口になっており,
海に突き出す堤防がありました.
堤防は立ち入り禁止でないので,
その付け根に陣取り目的のシギチを待つ事にしました. 写真に写っているように, 波打ち際には茶色っぽい堆積物が打ち上げられていました. はじめこれがカブトガニの卵かと思いましたら違いました. 卵はこの堆積物の向こう側の水の中にあるようです. |
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この時始めて見るシギでした. 日本ではいないタイプのシギで,そこそこ大きいので近くに来ると見ごたえがあります. 飛んだ時に翼に白い帯が出ることからハジロオオシギと和名が付いているのでしょう. このシギは,東西二つのグループに分かれており, オーデュボン協会の野鳥情報では,Eastern(東)と付いています. 西のグループはアメリカ北部〜カナダのロッキー山脈周辺で繁殖し 太平洋岸で越冬します. 東のグループは,大西洋岸北部で夏鳥,中〜南部からメキシコ湾岸で留鳥です. (CHINO) |
Reeds Beachの次に,もう一箇所海岸をチェックしました.
10kmほど南になるNorburys Landing Viewing Areaです.
こちらは先ほどの場所より遠浅な海岸で,カブトガニは見られませんでした.
最初にあそこに行っておいて正解でした. こちらでは,シギ・チドリの群本体は数百メートル前方の砂洲の先端にかたまっていました. フィールドスコープでのぞいて見ると, 日本では珍しい夏羽のコオバシギなどもたくさんいました. 写真を撮るのには遠いのでゆっくり種類を確認しようと思ったところ, いるわいるわ...すぐ足元にトウネンサイズのシギが群れていました.
【Norburys Landing Viewing Area】 |
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下の黒っぽい小石のようなものは巻貝でした. シギたちはこれを食べているふうではありませんでしたが, 盛んに餌を獲っていました. 個人的に夏羽のミユビシギを見るのは始めてでした. (CHINO) |
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ようやく35mmで撮れたヒレアシトウネン成鳥夏羽(3〜9月). 出来上がった写真を見て,くちばしが長いのでヒメハマシギかと期待しましたが, ヒレアシトウネンでした.ちょうど,その時それらしいのがいて, 先に来ていた地元ウォッチャーもそうかもしれないと言っていたのです. NJでは全域で旅鳥で,内陸の淡水の水辺にも現れます. (CHINO) |
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成鳥夏羽(4〜9月)だと思うんですけど, 前の年の夏に見た成鳥や他の成鳥はもっと地味で黒っぽいです. 背中の白やオレンジ系の羽は幼鳥に似ていますがどうなんでしょう? (CHINO) |
いかがでしたでしょうか? いきなり日本からですいません. 次回は 春のケープメイPart 2です.お楽しみに!(CHINO) |