2002.5.16-17 Cape May Part1|
しばらくぶりの更新です.
1年8ヶ月のアメリカ滞在を終え,昨年(2002年)の9月末に帰国しました.
電話ボックスが異様に小さく見えたり(多くのアメリカ人は入れない),道路が狭く見えたのも,
車で左側を走るのも,マニュアル車のクラッチも
(向こうでは慣れるのに苦労したのに)1週間で慣れてビックリです.
やっぱり自分は日本人なんだなぁと感じます. その他に,小泉総理が誕生した時や,ワールドカップの熱狂時に 日本にいなくてもったいなかったとも思いました. 余談はさておき,話を2002年の5月に戻します. いよいよNJ最高のバーディングポイント 春のケープメイにトライすることになるわけです. 秋と同じように春にもNJオーデュボン協会の探鳥会があるんですけど, 今回は写真を撮るためにイベントには参加せずに個人的に回りました. しかし,時期は探鳥会と同じ週末を選びました. ちょうど渡りの時期的にも良いのと, バードウォッチャーが集まるので情報交換しやすいためです. ちょうど昨年の探鳥会で知り合ったご夫婦とも 協会のメインホテルで再会できました. お互いに再会を喜び合いましたが, 鳥の話になると,ご夫婦はコスタリカに行ったそうで (地元ではイベントの時しか見ないらしい) NJの情報は仕入れられませんでした...
5月はどちらかと言うと夏かとも思うのですが,
前回にもお話しましたように,NJの夏鳥(笑)は, 平地の大きい森の湖が狙い目です. そこで,岬先端に乗り込む前に Belleplain State Forestに寄ることにしました. 左の地図では中央の少し上になります. ここは相当大きな森で,中央には良い感じの湖と遊歩道があります. NJオーデュボン協会のパンフレットでも良いと書いてありまして決めました!
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日本にはいないマネシツグミ科の鳥です.
色のパターンはウタツグミのような感じですが,ぱっと見で相当大きく,
細長いくちばしと,長めのしっぽが特徴的.
久々に派手な鳥が増えて満足の1種でした. Belleplain State Forestの中央のLake Nummy脇の地面で盛んに餌を採っていました. アメリカ南東部で留鳥,北東部で夏鳥です. NJでは南部の海岸寄りで留鳥,その他のエリアでは夏鳥です. (CHINO) |
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サメビタキ系統に似ていますが,タイランチョウ科のハエトリという仲間です.
ハエトリってフライキャッチャーを直訳したんじゃじゃないか?
とも思うわけですけど,したらヒタキ科なんでは? この鳥はLake Nummy脇のバーベキュー場周りに3〜4羽いました. 日本のヒタキ類と同じく,やや目上の枝からバーベキュー場周りに集まる虫を フライングキャッチしていました. ちょこちょこ動くので撮りにくかったです. オリーブ〜グレーのヒタキ型の小鳥はたくさん種類がいて 識別には少々不安があります. (CHINO) |
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Lake Nummyの周りの遊歩道を左回りに北岸へさしかかると
広葉樹が良い感じで茂っていました.
鳥のさえずりも多くて,確かこの鳥も木の上のほうの枝を移動しながら
良い声でさえずっていました.
最初に見つけたときは,やったと思いました.
これぞ大陸の鳥というような見事な赤です.
私の野外用に使っている図鑑の表紙にもなっています.
写真は残念ながら逆光で良い色に写りませんでした. この色のパターンは間違う鳥はいません. 一緒に黄色い色のメスがいましたが, オスが赤でメスが黄色というのは,イスカ系統と同じですね. アメリカ東側中〜北部で普通の夏鳥です. (CHINO) |
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金曜に休暇をとって土日と2泊3日でケープメイをまわりました. 初日のBelleplain State Forestの写真はもう少しあります! 次のページへ.(CHINO) |