新シリーズ ニュージャージーの野鳥

2001.5.27, 28 Brielle, Sea Girt

  日本のみなさんこんにちわ. 話によると,梅雨の話はどこへやら?日本では猛暑が続いているそうですね. こちらも結構暑いですが,時々気温が下がるところは日本(関東)と違うようです.

  さて,今回は海辺のシギチを紹介しましょう. 私の家から,インターステート195号線をまっすぐ東に向かうと, 40分くらいで海まで行けます. この195号線は,高速道路なんですけど無料なのが嬉しいです.

  海へは何度かシギチポイントを探しに来ていましたが, なかなか良い干潟が見付かりませんでした. やはり干潟と言うのは,大きな川の河口に発達するもので, なかなか近くにそのような場所がありません.

  いつもの公園の鳥なのですが,5月も中旬過ぎると繁殖真っ盛りで 見える所に出てこなくなってしまいました. そこで,少し真剣にシギチを探す事にしました. 今回は偵察目的でいろいろ見て回ろうと考えて,フィールドスコープ+デジカメで撮ってます (望遠レンズは重いので機動力が落ちます). そしてついに,良さそうな干潟を見つけました.

No.029 オオキアシシギ(Tringa melanoleuca
英名:Greater Yellowlegs
  ここ,BrielleはManasquan Riverの河口左岸の町です. 川といってもほとんど入り江(というか湾?)のような規模で, その海との水路近くに小さい干潟がありました. 潮の満ち引きは谷津干潟のような時間差が生じます. 始め半分くらい潮が引いてる状態だったんですけど, ぜんぜん鳥がいませんでした. しかたなく,一周してみたのですが,次第に鳥が入ってきました.
  なんかこないだ見たようなシギだと思ったら, おい!君,普通種だったの?! このサイズで似てる種類は他に無いので分かりやすいです. アメリカの海岸線では太平洋,大西洋とも普通に越冬するみたいです. (CHINO)

No.030 ダイゼン(Pluvialis squatarola
英名:Grey Plover
  もしかしてアメリカムナグロか?と期待しましたが,ダイゼンでした. これも,アメリカ両岸で普通の冬鳥です.
  そして,このダイゼンの隣に別の種類のシギが2羽いたんです!それが下↓ (CHINO)

No.031 アメリカオオハシシギ(Limnodromus griseus
英名:Short-billed Dowitcher
  これってもしかしてアメリカ・・・なんじゃ〜〜ないん〜です〜か〜?(喜) やった〜!すげ〜! わざわざこんな地球の反対側まで来た甲斐があった〜!!(小躍)
  識別ポイントとしては,夏羽なのに赤味がすくなく,お腹の後半が白いことです. ショートビルドといっても一目で短いと分かるほどではないですね. これも普通の冬鳥ですが,東海岸ではオオハシシギよりも多いみたいです. まだまだ写真を撮るチャンスはありそう(笑) (CHINO)

  やりました!これ,日本でも観察されているので,

掲載種類数増えます!422種達成!!

  P.S.会社の皆さん,見てたらごめんなさい.ちゃんと仕事してます.

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