新シリーズ ニュージャージーの野鳥

2001.5.13,19 Cranbury

  今回は会社の周辺で撮った写真を紹介します. ここは,Princeton大学で有名なPrincetonのちょっと東側になりまして, クランベリーと読みます. 果物のクランベリーとは違うらしいのですが,日本人の私には聞き分けられません(笑)

  前回書きましたが,会社の建物の周りは芝生があり, 排水用といってもなだらかな芝生の溝と小さい池があります. 植木も松と柳,トド松のような木も植わっており, 意外と野鳥が棲んでいます.

  そもそも私がここに写真を撮りに行ったのは, ツバメを撮るためでした. こちらのツバメは種類的には日本と同じなのですが, お腹がオレンジの亜種なんです. それで,亜種でも押さえておこうと思いまして, 休日出勤しました(笑)

  しかしながら, 2度も行くには訳(わけ)があります!

目的のツバメを撮り,ギースの親子を探しにに行くと, 1羽のシギが餌を捕っておりました.

「お〜シギいるじゃん...」くらいにしか思いませんでした.

「う〜ん,タカブかなぁ?」と思ってるうちに飛んでいってしまいました.

でも足が黄色かったんです...それだけは確認しました.
「こっちのタカブはずいぶん足が黄色いな〜」と,その時は思いました.

  家に帰り,図鑑でチェックしました. したら,「アラスカ西部で珍鳥...」やべ〜.

ありゃ〜タカブじゃないよ!

オオキアシだ〜!

翌週も休日出勤が決定しました.

No.025 ツバメ(Hirundo rustica)英名:Barn Swallow
  これこれ.おなかオレンジでしょう? 日本でも渡りの時期に見られるらしいんですが, 私は見たこと無かったです. この写真は会社の軒下で撮りました. 普段から一つ屋根の下で仕事してるので仲良しです(笑) (CHINO)

No.026 マネシツグミ(Mimus polyglottos
英名:Northern Mockingbird
  新種連発です.これは家の周りとかに一年中いるみたいです. 私の持ってる図鑑では,モズと一緒に載っていたのでてっきりモズの近縁種かと思ってました. 木の上から地面の昆虫を捕まえたり,長い尾っぽをぐるぐる回すしぐさはモズそっくりです. (CHINO)

  それじゃ,ギースのファミリーと言う事で,池のほうへ行きました.

  例のシギが飛んだあと,ギースを撮りました. 雛はとてもかわいいです.

No.003 カナダガン(Branta canadensis)英名:Canada Goose
  これは確か,一番雛の数が多い11羽の家族.1羽フレームの外かな? (CHINO)

No.003 カナダガン(Branta canadensis)英名:Canada Goose
  こちらは,5羽の雛の家族の水飲み場面. 会社の玄関の芝が好きな家族です. この雛,小さいうちは黄色くて可愛いのですが, 成長するにしたがい,黒っぽくなってきてあんまり可愛くなくなります(笑) (CHINO)

  さて,オオキアシシギを見事に撮影できたのでしょうか?(CHINO)