レジストリファイルを最適化する方法
文書番号: winxp009
対象OS: Windows2000/Xp/Vista
◆概要
このページは、Microsoft WindowsXpでレジストリファイルを最適化する方法を紹介するページです。
レジストリファイルは、Windowsの起動時に読み込まれ、終了時に保存されるため、ファイルサイズが大きければ、それだけ起動および終了時間も長くなります。さらに、メインメモリ上に展開されるため、ファイルサイズが大きければ、その分だけメモリの消費量も増加します。
ただし、レジストリファイルは不要なレジストリをすべて削除しても、いったん肥大化するとそれ以上は小さくならない性質です。これは、レジストリ上からキーや値が消去されても、それを格納していた記録領域までは開放されず、そのまま残るからです。しかも、一度使用した記録領域は再利用されないので、新しいレジストリが追加されるたびに、新しい記録領域が作成されていきます。
このため、いくら不要レジストリを削除しても、一向にレジストリファイルのサイズは縮小しません。
また、Windows XPには、Windows 98/Meに標準で付属していたレジストリチェッカー(MS-DOSプロンプトでScanreg /fix」を実行)に相当する、レジストリファイルの最適機能がありません。
そこで、安全、簡単にレジストリファイルを最適化する方法として、専用ツール「NTREGOPT」を利用すると良いでしょう。
NTREGOPTは Lars Hederer氏作のフリーソフトで、http://www.larshederer.homepage.t-online.de/erunt/で入手できます。対応OSは、Windows NT/2000/2003/XP/Vista です。
- 常駐も含めて、すべてのアプリケーション終了する。
- NTREGOPTを起動する。
- [Welcome!]ウィンドウが表示されるので、[OK]をクリックする。
- レジストリファイルの最適化が実行されるので、しばらく待つ。
- 最適化が終了すると、「Registry optimization is Complete!」ともメッセージが表示される。
- [はい]をクリックして、Windows XPを再起動する。設定後、レジストリファイルが縮小し、さらにデータの整合性も最適な状態になる。これにより、Windows XPの起動、終了が速くなり、利用可能な空き物理メモリも増加する。
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