シャットダウン後、自動的にPCの電源を切る方法


文書番号: win2k002

対象OS: Windows2000

◆概要

このページは、Microsoft Windows2000でシャットダウン後、自動的にPCの電源を切る方法を紹介するページです。


Windows2000をシャットダウンすると、PCによっては自動的に電源が切断されずに「コンピュータの電源を切ることができます」を表示されます。これは、使用しているPCがACPIに対応していないことが原因です(ただし、ACPI対応PCでもBIOSのバージョンが1/1/99以前の場合は自動的に有効にならない)。


ACPIに対応していないPCでも、APM(アドバンスとパワーマネージメント)モードで自動切断が可能です。次のようにしてください。

  1. [コントロールパネル]から[電源オプション]を選択する。
  2. [APM]タブを選択する。
  3. [アドバンストパワーマネージメントを開始する]にチェックを入れて、[OK]をクリックする。

◆それでも電源切断されない場合

  1. レジストリエディタから次のキーを開く。
    HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
    WindowsNT\CurrentVersion\Winlogon
  2. [PowerdownAfterShutdown]の値を[0]→[1]に変更する。
  3. レジストリエディタを終了して、Windows2000を再起動する。

◆Windwos NT4.0場合
メーカーから提供される OEM 版ではない Windows NT の場合は、基本的に Windows 95 や Windows 98 のようにシャットダウン時に、自動的に電源が落ちるということはありません。さまざまなハードウェア環境を考慮してのことらしいのですが、以下の方法を採ることによって、場合によってはシャットダウン時に自動的に電源が落ちるようになります。

  1. Windows NT Service Pack 4以上を用意する。
  2. 「ext62062」フォルダの中にある「hal.dll.softex」を探し、デスクトップ上など任意の場所にコピーする。
  3. 「hal.dll.softex」を「hal.dll」に改名する。
  4. 「hal.dll.softex」を「hal.dll」に改名する。
  5. 「System32」に元々ある「hal.dll」を「_hal.dll」等に改名する。
  6. 「System32」フォルダに「hal.dll」を移動する。
  7. レジストリエディタをからHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon の「PowerdownAfterShutdown」という文字列の値を「1」に変更し、コンピュータを再起動する。
電源が落ちずに再起動する場合は、残念ながら自動電源断機能は使えません。「hal.dll」を削除し「_hal.dll」を「hal.dll」に戻し、レジストリを必ず元(値「0」)に戻しててください。

◆失敗談
会社のPCでNTを再インストール時、メーカー製PCについてきたOEM版を使わず、別のPCに付属してきたOEM版でないCD-ROMからインストールしたら、自動的にシャットダウンしなくなりました。再インストールも面倒だし(ToT)、上司のPCだからまぁ、いいか(笑)。

◆教訓
メーカーPCの場合では、OEM版Windows NT4.0 CD-ROMを使うべし。



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