InstallShield 2009で.NET Framework 2.0 SP1を再配布する方法
文書番号: instShield004
対象Version: InstallSheild 2009 Premier
Edition
◆概要
InstallShield 2009で、.NET Framework 2.0 SP1を配布するインストーラを作成するポイントを説明します。
なお、.NET Framework 2.0 SP1は、Microsoft Windows Installer 3.1が必用ですので、クリーンなXP SP2にインストールするには、MSI 3.1もインストールする必要があります。
まずは、「再配布可能ファイル」ビューを表示して、"Microsoft .NET Framework 2.0 SP1"にチェックを付けます。コンテキストメニューから、「選択したファイルをダウンロード」を実行します。
ダウンロードが完了したら、条件付インストールペインの、「機能選択の前にインストールする」にチェックを付けます。
再度、"Microsoft .NET Framework 2.0 SP1"のコンテキストメニューを開き、「前提条件の編集」を実行すると、"Microsoft .NET Framework 2.0 SP1.prq - InstallShield 前提条件エディタ"が開きます。
「実行するアプリケーション」タブの、「Windows Installer エンジンおよび/または .NET Framework を最初にインストールする必要がある」にチェックを付けます。
ここにチェックを付ける事で、MSI→.NET FXの順にインストールが実行されます。
お好みで、「動作」タブの「前提条件をインストール一覧に表示しない」にチェックを付けます。チェックを付けると、Require List画面が表示されず、すぐにインストールが実行されます。MSIも.NET FXもアンインストール出来るので、殆どのケースでチェックを付けて問題ないと思います。
設定を変更して、「×」ボタンでダイアログを閉じると、保存するか確認メッセージが表示されます。
次に、「リリース」ビューを表示して、「Setup.exe」タブの"MSI エンジンのバージョン"を、"バージョン 3.1"に変更します。
「.NET/J#」タブを表示して、.NET Framework の場所を含めないに変更します。
NET Framework 2.0 SP1の再配布可能ファイルは、SPの差分だけでなく、2.0の全てを含んでいます。メディアに含めてしまうと、.NET FX 2.0→.NET FX 2.0 SP1のインストールが実行されてしまう上、パッケージサイズも増えてしまいます。無駄なので省いてしまいましょう。