BIOS - Advanced BIOS Features
文書番号: 4sgn008
BIOS Version:1.07 AX4SG-N
◆概要
この資料は、AOpenのマザーボード「AX4SG-N」のBIOSの設定について説明しています。
Advanced BIOS Features 画面では、BIOSの機能を細かく設定します。
Phoenix - Award
BIOS CMOS Setup Utility
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◆操作方法
- [←][→][↑][↓]キーで項目を選択します。
- 黄色字のところが選択可能項目です。各項目にカーソルを合わせ、[Enter]キーを押すと詳細画面に移ります。
- [+][-][PageUp][PageDown]キーで選択した項目の値を変更します。
- [F10]キーを押すと設定を保存して再起動するか尋ねてきます。[Y]キーで保存・再起動、[N]キーで設定画面を続行します。
- [F6]キーを押すとこのページの初期設定値を呼び出します。
◆Removable Device Priority
リムーバルディバイスが複数ある時に、リムーバルディバイスの起動優先順位を設定します。設定するには[Enter]キーを押下します。
◆Hard Disk Priority
複数のハードディスクを接続しているとき、ハードディスクの起動優先順位を設定します。設定するには[Enter]キーを押下します。
◆CD-ROM Boot Priority
CD-ROMを複数接続しているとき、CD-ROMの起動優先順位を設定します。設定するには[Enter]キーを押下します。
◆CPU L1 & L2 Cache
このパラメータをEnabled(オン)にすると、CPU内部キャッシュが有効になります。Disabled(オフ)にするとシステムは遅くなります。トラブルシューティングの場合以外は、Enabledにしておくことをお奨めします。
◆Quick Power On Self Test
このパラメータをEnabled(オン)にすると、通常チェックしている項目を省くことにより、POSTに要する時間が短縮されます。
◆First Boot Device / Second Boot Device / Third Boot Device
起動時に読み込ませるデバイスの順番を設定します。リストは下表の通りです。例えば、OS(CD-ROM版)のインストール時などはCD-ROMの優先順位を高くしておきます。
A: LS120 Hard Disk CDROM ZIP USB-FDD USB-ZIP LAN Disabled |
(注)LAN=ブートROM付きLANカード
◆Boot Other Device
このパラメータにより、上記以外のデバイスによる起動が可能になります。
◆Swap Floppy Device
この項目でフロッピードライブ指定が交換可能です。例えば、AとBの2台のフロッピードライブのある場合、1番目をBにして2番目をAにする、あるいはその逆に設定することができます。
◆Boot Up Floppy Seek
この項目設定で、システムはPOST実行中に無条件でフロッピードライブの状態を検出、ドライブに異常がないかどうかチェックします。Disableにしておけば、起動が速くなります。
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◆Boot Up Numlock Status
このパラメータをオンにすると、起動とともにNumLockがオンになり、テンキー部の機能は数字キーモードになります。Offにすると、この機能はオフになり、起動後はテンキー部は数字キーとしてではなく、カーソル制御の機能に変わります。
ただし、Windows2000やWindows Xpの場合、BIOSの設定にかかわらずオフになるようにセットされています。Windowsが起動したときにNumlockをオンにしたいときは、起動時、キーボードの[NumLock]をオンにする方法にはを参照してください。
◆Typematic Rate Setting
キーボードのリピート機能をオン・オフします。Enabledにすると、キーボードのキーを押し続けることで連続入力が可能になります。"Typematic Rate ( Chars / Sec )" "Typematic Delay (Msec)"で詳細の設定をします。
- Typematic Rate ( Chars / Sec ):この項目で連続入力の際の速度を設定します。単位は「文字/秒」です。
- Typematic Delay (Msec):このパラメータで最初のキー入力から2番目のキー入力までの遅延時間(連続入力の開始時間)を指定します。
◆Security Option
この画面でSystemのオプションを選ぶと、システムのブートやBIOSのセットアップ操作に対してアクセス制限を行います。システム起動の都度、画面にはパスワード入力を求めるプロンプトが現れます。Setupのオプションでは、BIOSのセットアップ操作に対してのみアクセス制限を行います。このセキュリティ機能をオフにするには、メイン画面のパスワード設定メニューを選び、パスワードとしては何も入力せずにただ[Enter]キーを押します。
APIC(ハードウェア割り込みを受け付け、それを複数のプロセッサに分配する)のオン / オフを切り換えます。Hyper-Threading Technologyをオンにしていると、強制的にEnableに設定され、選択変更できなくなります。Windows Vistaの場合はここを「Enable」にする必要があります。
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◆MPS Version Control For OS
OSに対してどのMPS( Multi Processor Specification )バージョンを使うかを設定します。
◆OS Select For DRAM > 64MB
OS/2オペレーティング・システムを使っている場合で、64MB以上のメモリーのある場合には、ここでOS/2の方を指定します。
◆HDD S.M.A.R.T. Capability
S.M.A.R.T. ( Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)使って、HDDの故障を知らせるかどうかを設定します。最近のHDDは通常この機能を備えていますので、通常はEnabledにしておきます。
◆Enter CD Playery
Open Juke Boxの機能の設定を行ないます。Open JukeBoxはWindowsを起動しなくてもCDを再生させる機能です。
- Auto : コンピュータ起動時に音楽CDがあるか無いかの検出を行い、検出されればOpen JukeBoxを起動します。
- Press Insert Key : コンピュータ起動時に[Insert]キーを押すことでOpen JukeBoxが起動します。[Insert]キーを押さなければ通常通りWindowsが起動します。
- CD Player : コンピュータを起動する度にOpen JukeBoxを起動します。Open JukeBox起動中に[B]キーを押すことでWindowsが起動します。
◆EzRestore
EzRestore機能を使用するときは"Enabled"に設定してください。
◆Show Logo On Screen
POST時にスクリーンにAOpenのロゴを表示するかどうかを設定します。
◆Bypass Vivid BIOS
この項目でユーザーによりVivid BIOSをスキップするかどうかを設定します。AOpen Vivid BIOS機能では、画像とテキストが別々に処理され、POST中に同時に表示を行うことができます。この項目では起動時にVivid BIOSをバイパスしたりしなかったりできるようになります。Vivid BIOSはOpen JukeBox CD Playerとも基本的な技術を共有しています。同じEzSkinユーティリティーを使ってVividBIOS画面を変更したり、お好みのOpen JukeBoxスキンをダウンロードすることもできます。