処理時間を計測する方法
◆概要
このページは、Visual Basic 6.0で処理時間を計測する方法について記載しています。
いろいろなロジックのを試してみて、その速度(パフォーマンス)を計測したい場合があります。たとえば、テキストファイルから郵便番号を検索するときと、データベースのテーブルから検索する場合の速度比較などです。
このような処理時間を計測するときは、APIのtimeGetTime関数を用います。
◆SampleCode
標準モジュール
' 処理時間を計測するAPIの宣言 Public Declare Function timeGetTime Lib "winmm.dll" () As Long
フォームモジュール
Private Sub Command1_Click() Dim lngStart, lngEnd As Long ' 処理時間を格納する Dim lng As Long ' 開始時間を変数に格納 lngStart = timeGetTime() ' ************************************ ' ここに計測したい処理コードを記述する ' ここでは1秒間ループさせる For lng = 0 To 100000000 Next lng ' ************************************ ' 終了時間を変数に格納 lngEnd = timeGetTime ' 処理時間をラベル表示する Me.Label1.Caption = (CDbl(lngEnd) - CDbl(lngStart)) / 1000 & "秒" End Sub
CDbl 関数について
CDbl 関数は、指定された式をバリアント型 (内部処理形式が倍精度浮動小数点数型 (Double) の Variant) に変換して返します。CDbl 関数は、システムのロケールの設定に従って、その国で使われている小数点記号や桁区切り記号が正しく処理されます。