連結コントロールを使ってレコードセットを表示する方法
◆概要
この資料は、Visual Basic 6.0で連結コントロールを使ってレコードセットを表示する方法について記載しています。
Visual Basic 6.0では、データコントロールオブジェクトをデータ連結コントロールと一緒に使うと、コードを書かずに簡単にレコードセットを表示できます。
データコントロールを使うには、フォーム上にデータコントロールを配置し、DatabaseNameプロパティとRecordSourseプロパティを指定します。DatabaseNameプロパティはデータコントロールをリンクするデータベースを指定し、RecordSourseプロパティは、データベースのどのデータを使用するかを指定します。次に、RecordSourceからアクセスする全てのフィールドについてそれぞれテキストボックスをフォームに追加し、各テキストボックスをデータコントロールとRecordSourceフィールドに連結します。
◆Sample
ここではVisual Basic 6.0をインストールすると標準でインストールされる、Access2000のデータベース[NWIND.MDB]に接続します。手順は以下のとおりです。
- Dataコントロールをフォームに配置し、Data1の名前をdatCustomersに、キャプションをCustomersにする。
- datCustomersのConnectプロパティをAccess2000に、DatabasseNameプロパティの参照ボタンをクリックし、NWIND.MDBを指定する（既定ではC:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VB98\NWIND.MDB)
- datCustomersのRecordSourceプロパティにテーブルを指定する。ここでは、Customersテーブルを指定。
- フォームにテキストボックスを配置する。Text1のDataSourceにdatCustomersを、DataFieldにdatCustomersを指定する。
- 同じようにして、テキストボックスを図と表のように配置する。全てのテキストボックスのDataSourceをdatCustomersにするとともに、DataFiledをテキストボックスの左にあるラベルと同じ名前を指定する。
オブジェクト |
プロパティ |
設定 |
Data |
(オブジェクト名) |
datCustomers |
Caption |
Customers |
|
DatabaseName |
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio \VB98\Nwind.mdb |
|
RecordSourse |
Customers |
|
TextBox |
(オブジェクト名） |
txtCustomerID |
DataField |
CustomerID |
|
Datasource |
datCustomers |
|
TextBox |
(オブジェクト名） |
txtCompanyName |
DataField |
CompanyName |
|
Datasource |
datCustomers |
|
TextBox |
(オブジェクト名) |
txtContactName |
DataField |
ContactName |
|
Datasource |
datCustomers |
|
TxtBox |
(オブジェクト名) |
txtContactTitle |
DataField |
ContactTitle |
|
DataSource |
datCustomers |
|
TxtBox |
(オブジェクト名) |
txtAddress |
DataField |
Address |
|
DataSource |
datCustomers |
◆実行結果
ソースファイルのダウンロード
ShowDatabase.zip
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