ファイルを削除する方法
◆概要
このページは、Visual Basic 6.0でファイルを削除する方法について記載しています。
ファイルシステムオブジェクトに含まれるDeleteFile メソッドを使うことで、ファイルを削除できます。また、従来のファイル入出力ステートメントを利用したい場合は、Killステートメントを使います。
◆ファイルシステムオブジェクトに含まれるDeleteFile メソッドを使用する方法
Private Sub Command1_Click() Dim colFilesystem As Object 'ファイルシステムオブジェクトへの参照 Set colFilesystem = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") 'ファイルが無い場合のエラーを抑止 On Error Resume Next 'カレントフォルダの拡張子bakのファイルを削除 colFilesystem.DeleteFile "*.bak" 'D:\workの拡張子txtのファイルを削除 colFilesystem.DeleteFile "D:\work\*.txt" On Error GoTo 0 'オブジェクトを解放 Set colFilesystem = Nothing End Sub |
◆従来のファイル入出力ステートメントのKillステートメントを使用する方法
Private Sub Command2_Click() 'ファイルが無い場合のエラーを抑止 On Error Resume Next 'カレントフォルダの拡張子bakのファイルを削除 Kill "*.bak" 'D:\workフォルダのReadme.txtを削除 Kill "D:\work\Readme.txt" On Error GoTo 0 End Sub |
◆Windows APIを使う方法
Windows APIのDeleteFileを使うと、指定したファイルを削除することができます。
標準モジュール
Option Explicit Declare Function DeleteFile Lib "kernel32" Alias "DeleteFileA" _ (ByVal lpFileName As String) As Long |
フォームモジュール
Private Sub Command1_Click() Dim Res As Long Dim DelFileName As String Dim x As Integer DelFileName = "D:\work\SAMPLE.TXT" x = DeleteFile(DelFileName) If x = 0 Then MsgBox "エラーが発生しました。" Else MsgBox "正常に終了しました。" End If End Sub |
備考:APIを使うとWindows 95(Windows 98は未確認)では、Windowsが使用しているファイルも削除することが可能です。