LibreOffice Calc Basic - Basic内で計算する方法
◆概要
このページは、LibreOffice Calc でBasic内で計算する方法について記載しています。
◆セル範囲を利用した計算
セル範囲に対しては、computeFunction メソッドを用いて各種の算術計算を実行できます。この computeFunction のパラメータには、実行する計算処理を示す定数を渡します。こうした定数は、com.sun.star.sheet.GeneralFunction に定められています。指定可能な定数値は次のものです。
- SUM - 合計
- COUNT - 個数
- COUNTNUMS - 数値データの数
- AVERAGE - すべての数値の平均値
- MAX - 数値の最大値
- MIN - 数値の最小値
- PRODUCT - すべての数値の積
- STDEV - 標準偏差
- VAR - 分散
- STDEVP - 母集団全体の標準偏差
- VARP - 母集団全体の分散
次のサンプルコードでは、セル範囲 A1:C3 の平均値を計算して、メッセージボックスに表示します。
Dim oDoc As Object Dim oSheet As Object Dim oCellRange As Object oDoc = ThisComponent oSheet=oDoc.sheets(0) oCellRange = oSheet.getCellRangeByName( "A1:C3" ) MsgBox oCellRange.computeFunction(com.sun.star.sheet.GeneralFunction.SUM)▼ページトップへ