[VC2005] デフォルトメーラーを起動する方法

◆概要

 Processクラス(System.Diagnostics名前空間)のStartメソッドを利用すると、デフォルトメーラーの新規メール作成ウィンドウを表示することができます。

◆詳細

 Process クラスの Start メソッドに「mailto:」で始まる文字列を指定することで、デフォルトのメーラーを起動することができます。メーラーの新規メール作成ウィンドウを起動する際、「mailto:」の後に指定したメール アドレスが宛先欄に記述されます。また、件名 (= subject) を記述する場合、宛名 (mailto: メールアドレス) の後に「?」で続けて記述します。実装コードは以下のとおりです。

リスト1

using System.Diagnostics;  // for Process
//(省略)

        private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            // デフォルトメーラーの送信用ウィンドウを開く
            Process.Start(
                        "mailto:WhiteTigerxxx@yahoo.co.jp" +  // 宛先
                        "?" +
                        "subject=件名"    // 件名                     
                        );
        }

◆実行結果


実行結果


◆本文やCC、BCCを含めてメーラーを起動する

 リスト1では、宛先と件名を指定してメーラーを起動していますが、これ以外に「本文」(=body)や「CC」「BCC」を含めてメーラーを起動することができます。「宛先」以外の「CC」「BCC」「件名」「本文」の値は、「宛先」の後に「?」で続けて記述し、またそれぞれの値は「&」を使って連結します。実装コードは以下のとおりです。

リスト2

using System.Diagnostics;  // for Process
//(省略)

        private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            // デフォルトメーラーのの送信用ウィンドウを開く
            Process.Start(
                        "mailto:WhiteTigerxxx@yahoo.co.jp" +  // 宛先
                        "?" +
                        "subject=件名" +        // 件名  
                        "&" +
                        "body=本文"+            //本文 
                        "&"+
                        "cc=test1@yahoo.co.jp"+ //CC
                        "&"+
                        "bcc=test2@yahoo.co.jp" //BCC         
                        );
        }

◆実行結果


実行結果


 Visual Basic 6.0 でメーラーを起動する方法は、「デフォルトメーラーを起動する方法」を参照してください。



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