[VC2005] パスワードで保護されたExcelワークブックを開く方法
◆概要
この資料は、Microsoft(R) Visual C#で パスワードで保護されたExcelワークブックを開く方法について記述しています。Visual Studio C#2005及び2008、2010で正常に動作することを確認しています。
次の例では、C:\にtext.xlsというエクセルワークブックがあり、読み取りパスワード[1234]、書き込みパスワード[1111]と設定されているものとします。
- [プロジェクト]-[参照の追加]のCOMタブでMicrosoft Excel xx.x Object Libraryをダブルクリックします。
xx.xの部分はExcelのバージョンによって異なります。例えば、Excel2010なら14.0になります。 - usingディレクティブの一覧の末尾に次の1行を追加します。
- フォームにlblpasswordというラベルとボタンを配置し、次のコードをボタンクリックイベントに記述します。
using Excel = Microsoft.Office.Interop.Excel;
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { string strReadPass = "1234"; //読み取りパスワード string strWritePass = "1111"; //書き込みパスワード // Excelのインスタンスを作成 Excel.Application app; app = new Excel.Application(); //Excelを表示 app.Visible = true; //パスワードで保護されたExcelワークブックを開く try { Excel.Workbook workbook = app.Workbooks.Open( "C:\\test.xls", Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, strReadPass, strWritePass, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing, Type.Missing); lblPassword.Text = strReadPass.ToString(); } catch { lblPassword.Text = "失敗!"; } } |
実行すると、パスワードで保護されたExcelファイルが開き、ラベルに読み取りパスワードが表示されます。
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