[VC2005] エスケープシーケンス


文書番号: CS2005032

◆概要

この資料は、Microsoft(R) Visual C# 2005における エスケープシーケンスについて記述しています。

C#でダブルクォーテーション( " )や円記号のような特殊文字を表現するときは、エスケープシーケンス(escape-sequence)を利用します。

◆エスケープシーケンスの一覧

エスケープシーケンス 表現する文字
\'
シングルクォーテーション( ' )
\"
ダブルクォーテーション( " )
\\
円記号 ( \ )
\0
null
\a
ビープ音
\b
バックスペース
\f
改ページ
\n
改行
\r
キャリッジリターン
\t
水平タブ
\v
垂直タブ


◆エスケープシーケンスを無効にする

文字列定数内のエスケープシーケンスを無効にしたいときは、文字列定数を示すダブルクォーテーション( " )の前に、アットマーク( @ )を記述します。

次の例は、変数msgに 
C:\Windows
という文字を代入します。


        msg=@"C:\Windows";

この表現方法を @-quoted string(逐語的文字列) といいます。 逐語的文字列は、標準文字列と違い " 以外の全ての文字を文字列内に指定できます 標準文字列では文字列中に改行することはできませが、逐語的文字列はタブ、改行、エスケープ文字などが全てそのまま解釈されます。ただし、逐語的文字列内で " を表現したい場合は "" と記述します



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