[VC2005] forループの使い方
◆概要
この資料は、Microsoft(R) Visual C# 2005における forループの使い方について記述しています。あらかじめ実行回数が決まっている処理を実現するには、forステートメントを利用します。
◆forステートメントの構文
for ステートメントは次のような処理を行ないます。
- <初期化式>を実行
- <条件式>を評価し、「false」の場合はループを終了。
- <ステートメント>を実行
- <更新式>を実行
- 2.に戻る
for ステートメントで複数のステートメントを繰り返し実行するには、{ } で囲んでブロックにします。
◆Sample A1〜10の2乗を求める
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { for (int i = 1; i <= 10; i++) listBox1.Items.Add(i * i); } |
このforステートメントの処理の流れ
- i は1。10以下なので、ループは終わらない。
リストボックスに i (現在は1)の2乗を表示
i をインクリメントする(i は2になる) - i は2。10以下なので、ループは終わらない。
リストボックスに i (現在は2)の2乗を表示
i をインクリメントする(i は3になる)
(10まで続く) - i は11。10より大きいので、ループを終了。
次の例は、配列とforループを使って1月から12月までの英語名を出力します。
static void Main(string[] args) { //配列の作成 string[] enMonth ={"January","February","March","April","May", "June","July","August","September", "October","November","December"}; int counter; //配列データ出力 for (counter = 1; counter <= 12; counter++) { Console.WriteLine(counter + "月は英語で" + enMonth[counter - 1] + " といいます。"); } Console.ReadLine(); } |
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