◆概要
このページは、Accessのレポートでページごとに小計を表示する方法について記載しています。

◆Format,Printイベント

詳細セクションのFormatイベントを利用すると、レコードの値を計算させることができます。

Formatイベントは、レコードごとに発生するので、その度に計算をさせていくことができます。変数に計算結果を代入し、ページフッターセクションのPrintイベントで変数の値をコントロールに代入することでページごとの小計を表示することができます。




次の例は、「売上金額」の小計をレポートのページフッターに表示します。

Option Compare Database
Option Explicit
' 変数p_keiを宣言する
Dim p_kei As Long

Private Sub ページヘッダーセクション_Print(Cancel As Integer, PrintCount As Integer)
       ' 変数「p_kei」の初期値を「0」にする
   p_kei = 0
End Sub

Private Sub 詳細_Format(Cancel As Integer, FormatCount As Integer)
   ' 変数「p_kei」に小計を代入する
   p_kei = p_kei + Me!売上金額
End Sub

Private Sub ページフッターセクション_Print(Cancel As Integer, PrintCount As Integer)
   ' テキストボックス「売上小計」に変数「p_kei」を代入する
   Me!売上小計 = p_kei
End Sub

レポートフッターセクションにテキストボックス「売上合計」を配置し、レポートフッター_Printに「Me!売上合計=p_kei」を記述すれば、総合計を表示することもできます。