アプリケーションの保護
◆概要
この資料は、Microsoft Accessの アプリケーションの保護について記載しています。
さまざまな理由により、開発したアプリケーションのデータや機能を保護する必要があります。たとえば、アプリケーションのオブジェクトの設計に多くの時間をかけた場合や、管理者やアプリケーションのユーザーが機密情報を制御する必要がある場合、アプリケーションの保守を最小限にするためにそのコードやオブジェクトをユーザーが誤って壊すことがないように防止する場合などです。ユーザーまたはユーザーグループがアプリケーションのオブジェクトやデータに対して実行可能な操作を制御できるように、アプリケーションに対するセキュリティの設定を検討します。
◆詳細
"ユーザーレベル セキュリティ"は、アプリケーションを保護するための強力で柔軟な方法です。ただし、ユーザーレベル セキュリティの設定は、複雑な作業であり、設定の必要がない場合もあります。Microsoft Access 97 for Windows(以下Access)では、ユーザーレベルのセキュリティの代わりに、以下の方法でアプリケーションを保護することができます。
- スタートアップオプションを使って、既定のメニューやツールバー、データベース ウィンドウ、および特殊キーへのアクセスを制御します。
- パスワードを設定して、データベースを保護します。
- アプリケーションをMDEファイルとして保存して、Visual Basicのソースコードを除去し、フォーム、レポート、およびモジュールの変更を防止します。
Accessには、権限のないユーザーがディスク エディタやその他のユーティリティ プログラムを使ってアプリケーションのオブジェクトを参照できないようにする、データベースの"暗号化"機能もあります。この暗号化機能をアプリケーションのその他の保護方法と共に使用することができます。
アプリケーションを保護する方法は、必要なセキュリティの範囲によって変わります。必要なセキュリティの範囲に応じた、さまざまなセキュリティについて説明します。
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