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DAOを使用してパスワードで保護されたデータベースを開く方法

文書番号: ac2002012
動作確認: Access 95/97/2002

◆概要
　この資料は、データベース パスワードを持つ Microsoft Access データベースをDAO(データアクセスオブジェクト)のOpenDatabase メソッドで開く方法を記載しています。

◆内容

　パスワードで保護されたデータベースを開くにはDAOのOpenDatabase メソッドを使用し、 Connect 引数の一部としてデータベース パスワードを指定します。

◆Sample code

　Microsoft データ アクセス オブジェクトを使用するため、Microsoft DAO 3.6 Object Library を参照する必要があります。 これを行うには、 Visual Basic Editor の ツール メニューで 参照設定をクリックし、 Microsoft DAO 3.6 Object Library チェック ボックスをオンにします。


　次のサンプルでは、パスワードで保護されたtest.mdbに接続し、レコードの最終レコードに移動して、その顧客コードと顧客名をメッセージに表示します。

Sub OpenProtectedDB()
' DAOを使用してパスワードで保護されたデータベースを開く
' Microsoft DAO 3.6 Object Library を参照する必要があります。
       
       ' データベース変数を宣言します。
       Dim db As DAO.Database
       Dim ws As DAO.Workspace
       Dim rst As DAO.Recordset

       Set ws = DBEngine.Workspaces(0)

          ' 共有、読み取り／書き込みアクセス モードでデータベースを開き、
          ' データベース パスワードを指定します。
           Set db = ws.OpenDatabase _
                   ("C:\test.mdb", _
                       False, False, "MS Access;PWD=7777")
           
           ' テーブル「M01Member」を開く
           Set rst = db.OpenRecordset("M01Member", dbOpenDynaset)
               If rst.RecordCount > 0 Then  ' データ数が0以上なら
                       rst.MoveLast         ' 最後のレコードに移動
                       ' 顧客コードと顧客名をメッセージに表示
                       MsgBox rst!顧客コード & " " & rst!顧客名
               End If

       rst.Close    ' レコードセットを閉じる
       db.Close     ' データベースを閉じる

End Sub

テストを行うには、イミディエイトウィンドウに

OpenProtectedDB

と入力しEnterキーを押下します。または、コード上にカーソルを置きF5キーを押します。





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