<仙台俳句会・四月例会>

                                          
・寿(いのちなが)いよよひと日ぞ春うらら
・どこでどう間違いし道春の宵
・風光る余生つらぬくひと日かな
                         昭雄    

・風船や夢はみるもの叶ふもの
・ピッチャーの放つ球音風光る
・道普請成りし参道風光る
                         良子

・絵馬掛けの絵馬からからと花の冷え
・約束の多き四月のカレンダー
・口ずさむ小学唱歌風光る
                         中岳

・遠足の子らのにぎわひ風光る
・春月に近づく如しタワービル
・せせらぎをまたぎて摘むや風光る
                         とみ子

・ブルドック不細工がよし春うらら
・貝焼きの匂う浜市風光る
・「くりでん」の務め終わる日黄砂ふる
                         妃呂

・千本の桜電車の遅々と過ぐ
・風光る空踏みをして神馬立つ
・夢うつつ凡愚をゆする春の焼け 
                         成子

・風光る四海あまねく涛静か
・脇役のまだある余生かすみ草
・花冷えや頬赤らめてポストまで
                         長丸

・ひらめきもときめきもなく万愚節
・かたくりやただひたすらに咲きにけり
・閼伽の水温し文殊の微笑めり
                        里子

・沖縄に勇魚道あり風光る
・大寺を偲ぶ礎石や梅咲けり
・春雨や傘を開くも江戸しぐさ
                       無波太

◎宮城県俳句大会入賞句
・縁側を鶏が歩いて春の泥         登
・書いて消す欝の字桜散りにけり    良子

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