道徳的・宗教的もしくは政治的義務の確信を決定的な動機としてなされた犯罪。思想犯・政治犯・國事犯などが含まれる。
野嵜の「闇黒日記」の記事に、ゆうじろうさんが「つつこみ」を。
もちろん、岩井は自分が無禮であると承知で無禮を働いてゐる確信犯。
- かくしん‐はん【確信犯】
- 道徳的・宗教的または政治的確信に基づいて行われる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯などに見られる。
- 確信犯【かくしんはん】
- 道徳的・宗教的または政治的義務の確信を決定的な動機としてなされる犯罪。社会変動期に特に顕著に出現する。政治犯,国事犯とその実質を同じくする。確信犯人はその世界観が是認されない限り,自己の行為の違法性を意識していないから,既成の法秩序の内部では救済しにくい。法と道徳の境界線上にある難問であり,ラートブルフは,確信犯人に対しては,懲役刑ではなく名誉拘禁をもって臨むべきことを提唱し,ドイツ刑法にある時期採用された。→抵抗権/悪法論
「分かっていて敢えてやる」という意味の使い方は非常に普及している誤用ですが、日本語に敏感な野嵜さんですら間違うのだなあ、と思いました。それとも、「もとは誤用とは言え既にこちらの意味の方が普及しているので問題なかろう」ということかしらん。それはそれでありだと思いますが。
私は、「岩井は無禮が正しい事だと信じてゐる」と云ふ意味で確信犯
と申したのでありまして、「岩井は無禮が間違つた行爲であるけれども敢てやつてゐる」と云ふ意味で申したのではございません。
當然、まともな日本語を書けない岩井についても、
礼儀がなってないと受け取っても構わないはずであり、そういう輩に礼を尽くす必要は無い筈。もちろん、岩井は自分が無禮であると承知で無禮を働いてゐる確信犯。
直前の文章で、「岩井の立場では無禮は是であるから、こちらも岩井には無禮な態度を取るぞ」と私は申してをります。
さう云ふ譯で、ちやんと私は確信犯と云ふ語を正しく用ゐてゐたのであります。寧ろゆうじろうさんが、「誤用」の意味にとらはれて、私の文章を誤讀してしまつたのであります。
上は「闇黒日記」掲載の文章。俺の言ひ方は、かなり偉さう。自戒。