現代の日本語では俗に、一方的に人を毆る事を「ボコボコにする」、一方的に他人に毆られる事を「ボコボコになる」と言ふ、らしい。完全な誤用。
人間について「ボコボコ」とは言はない。無知な不良の言葉が、無知な一般人に廣まつたらしい。
ボコボコは、僕は「ボコボコ殴られ/蹴られる」という擬音から転じて「ボコボコ(殴られるという処遇)にする/される」となった、という風に今まで解釈していました。ボコボコは形容動詞ではなく「ボコボコと音を立ててリンチすること」を指す名詞である、という認識。誰に教わるでもなくそう感じていたのですが、こういう認識は奇異でしょうか。
外板ぼこぼこといえば、最近乗った201系も凄かったです。色が落ちているのですが、その下に設計基盤と思われる板が覗いていました。茶色地に黄色で方眼上に線が引いてありました。ちょっと驚きましたね、あれには。 寝台で酷いの、私は「北陸」には乗ったことがないのでよく分からないのですが、24系列は概ねぼこぼこな気がします。「ばんえつ物語」12系並のリニューアルして欲しいです、特にロビーカーなどは...
ぼこぼこを辭書で引くと、「副詞」として載つてゐるんですが、さうなると「ぼこぼこな」と云ふ「形容動詞」として使用する事はよろしくないのでせう。辭書の用例には、地面にぼこぼこ穴があく
、なんてものしか載つてゐません。
- 水などが泡立つ音。
- 中空のものを叩く音。
- でこぼこしているさま。穴がたくさんあいているさま。
[副詞]くぼみや穴がたくさんできるさま。「道に穴がぼこぼこ(と)あく」
- 水などが、わき出たり、泡立つたりする音。
- 中空のものを叩く音。ぽこぽこ。
- 表面にくぼみや、穴がたくさんあるさま。
講談社日本語大辞典の定義が、何となく広辞苑からひつぱつてきたもののやうに見えるのは、氣のせゐでせうか。
餘談ですが、「ぼこる」にまで袋小路的進化を遂げてゐるのは、全くもつて感心しません。