制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
公開
2001-09-21

『日本古代語と朝鮮語』

内容

本書に收めた講演は昭和四十九年六月十五日に東京・中野の中野文化センターで、シンポジウムは六月十六日に東京・神田のファミリーホテルで行はれた日本の古代文化を考へる上では、言語の問題は重要な部分を占めるものであるから、從來も多くの關心がこれに寄せられて來たし、これからもまた寄せられるであらう。この講演は、その、古代日本の言語の理解のための各方面における問題の所在と、その問題への手懸りのつかみ方を示すものとして役立つやうに仕組まれた。

日本語とタミル語の聯關について考察を始める以前に大野博士が參加・出席した講演とシンポジウムの記録。

目次

古代日本語と朝鮮語
大野晋
高句麗・百済・新羅の言語
金思燁
古代日本語と朝鮮語の音韻組織
馬淵和夫
日朝比較言語學とトゥングース諸語
長田夏樹
中国・朝鮮・日本の古代漢字音
藤堂明保
シンポジウム「日本古代語と朝鮮語」
荒正人・梅田博之・大野晋・長田夏樹・金思燁・金両基・馬淵和夫・山中襄太・<司會>鈴木武樹

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