ワイルドの短篇小説「カンタヴィル邱の幽靈」を「子供向け」に書直したもの(「御子樣向け」と言つた感じはしない。演じ方によつては十分大人の鑑賞にも耐へよう)。舞臺を日本(作者は自分の住む「大磯」と見ても良いと言つてゐる)に置換へてゐる。
二幕とエピローグ。喜劇。