ウェブサイトが利用しづらい、といった内容のメールを受取った時には、サイト制作者は、論争を挑んだり、自分の正当性を居丈高に主張したりしがちです。しかし、利用しづらいと利用者が感じた事は事実です。「うちのサイトは今のままで十分利用しやすいのだ」と言っても説得力がありません。
実際のところ、かなり多くの場合、そのサイトは本当に利用しづらいものです。利用者からクレームを貰ったサイト制作者・管理者は、素直に反省して、改善の努力をして下さい。改善すれば、その種のクレームはなくなります。それに、一つのクレームがあったとすれば、その背後には不満を持った多数のユーザが存在すると予想できます。クレームを無視すれば、その多くのユーザを逃がす事になるかも知れません
ただの嫌がらせや恫喝のメールも時々ありますけれども、技術的な問題点を指摘して呉れる――まれに対策までも懇切叮嚀に指示して呉れる――親切な人からのメールも結構あります。その種の報告メールは、大変にありがたいものですから、感謝すべきでこそあれ、逆恨みなどするものではありません。