シリーズもので、二冊目も出ました。が、一冊目が良い内容なので、おすすめです。
実際にリニューアルされた商業サイト・公共サイトの事例12を採上げ、従来のサイトではどこに問題があったか、リニューアルでどこをどう直したか、をていねいに説明してくれます。
ユーザビリティについて、基礎の概念からテストの方法まで、解説があります。アクセシビリティについても、解説があります。
基本的に、Internet Explorerのレンダリング結果に基づいた解説です。HTML文書のソースコードの例示は全くありません。本書は飽くまで「良いデザイン」の説明書であり、実際にどんな風にHTML文書(とスタイルシート)を書くかは、サイト制作者の工夫次第です。だから、HTMLに関する正しい知識を読者(=サイト制作者)が持たないで読むと、危険です。