「ウェブデザイン」「ウェブスタイル」とかいった題名の本に、麗々しく配色の例が掲載される事があります。しかし、その手の色見本は大概、カラーコーディネート等の本から引写した程度の代物で、断片的な情報でしかありません。
どうせですから、カラーコーディネート・配色などについての専門家が書いた本を買って、勉強して下さい。「あるイメージを表現する配色」は、制作者・デザイナのセンスによるところもありますが、既に色の専門家によって大体解明され、ある程度までは本や雑誌などで調べる事ができます。
「自分にはセンスがない」と思って諦める事はありません。そんな人も、参考にすべき本を読めば、そこそこ見られる配色をできる様にはなります。また、自分のデザインセンスに満足できる人も、配色の専門書を見たら、ひょっとしたら、反省しなければならない点を見附けられるかも知れません。
サイト制作者は、本書をヒントにHTML文書やCSSの記述方法を自分で摸索する必要があります。単なる真似だけでは駄目です。
ちなみに、本書は、配色などに関する参考書の一例です。ほかにも参考にできる本は少なくありません。興味のある人は探してみて下さい。
昨今は、「Web creators」などのウェブオーサリング専門誌が特集を組み、配色に関する知識と、具体的なウェブサイトのデザインとを綜合的に解説する事があります。それらの記事は有用です。