制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
公開
2002-03-03

ol要素

概要

番號附きリスト。

項目をli要素としてマークアップしたあと、それらの項目が一聯のものであり、しかもその並び順に意味がある事を示すのに、ol要素として全體を括ります。

liをグループ化し、それらの順序を示すと云ふ以外の用途には全く使へません。即ち、olの直下にはli以外、いかなる要素も出現してはなりません。ただし、HTML 4.01のDTDでは、ins/del要素を記述出來るやうにはなつてゐます(ただし、ins/delを無視した時にもvalidなHTML文書になつてゐなければなりません)。

汎用屬性のclass、id、title、style、lang、dir(、xml:lang)が使用可能です。

ol要素の中のliの番號

CSS2で規定されてゐるcontentプロパティのカウンタ指定を利用すれば、番號の昇順・降順などの指定を自由に出來ます。Opera 6.xが、このカウンタ指定に對應してゐます。

CSS2仕様書(原文)

CSS2仕様書(邦訳)

Mozilla Classic(4.x以前のNetscape Navigator)の勘違ひ

Cascading Style Sheetsの指定で、ol要素の左マージンを0と指定しても、Mozilla Classicは、勝手に左マージンを附けてHTML文書を整形します。左マージンの値を0以上に指定すると、Mozilla Classic固有のスタイルシートのデフォルト値に指定された數値を加算して、HTML文書を整形します。

Mozilla Classicは「HTML文書を頭から讀込み、出現したタグによつて、續いて出現する文字列の位置を決定してゐるのではないか」と推測するゆゑんです。

また、このMozilla Classicの擧動から勘違ひして、「olは文字列の左に隙間を開ける爲のもの」と信じて、dlの直下にテキストを記述する人がゐます。しかし、「文字列の左に隙間を開ける」目的の爲にol/ul/dlの3つの要素が存在する必然性は全く存在しないですし、それらの中から特定の一つを選び取り、他の二つを排除しなければならない理由も全く存在しません。要は、その信念が間違つてゐる、と云ふ事です。